Inter Urban

広島ではNHKも民放も、テレビ画面にはいつも青いL字型の画面が出ていて、給水情報や
ボランティア受付センターの電話番号などが表示されており、被災地であることを
意識させてくれました。広島までの新幹線の車中からでも東広島駅付近では土砂崩れの
痕跡がはっきり見えましたし、甚大な被害だとわかりました。また、高槻あたりを通過した
際にも、屋根の上にブルーシートが被されている家屋を発見し、西日本豪雨と大阪の地震
被害と、関東との温度差を感じました。

さていつも通りの時間に目覚め、することもないのですぐに市電の飛び乗り、宮島口を
目指しました。祝日の8時台であるにもかかわらず、想像以上に利用客は多かったですね。
で、宮島口に行き、その近くのパン屋でパンを買って宮島行きの船の中で食べました。

宮島では鳥居を見て、それが帰ってきました。ガイドが話している声が聞こえました。
「高さは奈良の大仏とほぼ同じ16m」海の中で他に比較するものがないので小さい
感じがしましたが、結構大きいのですね。ガンダムが18mですから、それより少し小さい感じ。

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厳島神社は一回行ったことがあるので、また今度。その時には山の上にも登って見たいものです。
さて本州に戻り、市電で広島市内をめざします。右のグリーンムーバーに乗り込みます。

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グリーンムーバーって、すごい画期的な電車ですよね。見てくださいこの運転台。

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右の縦に伸びているスティックを手前に引くと力行、前に倒すとブレーキです。
ヨーロッバの電車ですから、設計思想が日本と違いますね。運転士にリラックスした
姿勢をもとめています。緊張を求める日本とは逆ですね。

宮島線を見ていると、Inter Urbanという言葉を思い出しました。比較的小さな都市の間を
比較的高速で走る路面電車で結ぶというアメリカで一時期流行った鉄道の形態です。
信号もありますし、60km/hくらいで飛ばします。なかなか快適で、しかもこんな感じで
海まで見えます。実に気持ちのよい路線ですね。

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途中駅では、このような高床のホームもあり、この線の車両には詳しくないのですが、
きっとかつては普通の電車のように床の高い電車が走っていて、その時に利用していたホーム
なのでしょう。ちなみにこのグリーンムーバーは低床電車で、バリアフリーとしても
ベビーカーを利用するにせよ、よい電車です。

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西広島で宇品行きの電車に乗り換え、宇品まで行くつもりでしたが、途中にお好み焼きやを
発見し、飛び降り、店に入りました。これは「そば入り」650円。右には常連さんがいて
鉄板からヘラですくって食べていましたが、わたしは「こういうスタイルのお店はじめてで
どうやってたべたらいいですか?」と正直に聞き、お箸をいただきました。
素朴ながらも美味しい店で感激しました。地元の人たちも普通に食べている姿に
感激しました。

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この後は本来の用事を広島でこなし、夕方の「のぞみ」のグリーン車で帰りました。
連休最終日の上り電車でしたから、グリーン車も満席でした。やはり東海道新幹線
需要が大きいですね。