お仕事で広島へ

厳密に言うと仕事じゃないんですけど、仕事がらみで広島へ行くことになりました。
どうせ行くなら前後のルートで遊ぶのが地理屋の常識。サンライズで入って、フェリーで
四国に抜けようかとかいろいろ考え、サンライズのキャンセル待ちでソロをゲットした
ものの豪雨被害・・・。ということで動いている山陽新幹線での単純往復としました。

であるならばお得な出張パックを利用し、片道4900円でグリーン車にアップグレード
とのことで、広島まで4h、ということはざっと1250円/hで快適な環境をケット
できるのですから、迷わず往復ともにグリーン車!!

豪雨の影響で広島市内しか回れません。そこで市内の様々なところを巡ることとしました。
乗車券は「広島市区内」行きですから、可部線の終点のあき亀山まで行ってみました。
上八木以北は初乗車なので、これで可部線完全乗車。可部からの一端廃止後の再開業
区間はもともとの線路を利用し、終点の駅はこのように電留線を整備し全て新しく
なっています。止まっているのは黄色一色の115系。違和感ありありですが・・・。

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この駅より山奥の区間は廃止されたまま。所々線路がまだ残されていました。

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その後は梅林に行って4年前の土石流被災地を巡ってきました。その場に立って、もしあの時、
私がここにいて、豪雨を察知し避難行動をとることができるだろうかと考えましたが、
無理だろうと考えました。やはり正常性バイアスってものもあるでしょうし、家が密集
していて、山の方が見えないということにも現地で気づきました。これは地形図上では
なかなか気づけないものでした。下の写真のガードレールが凹んでいるのは土石流
の影響でしょう。ちょうど電車が来てので画面に入っています。わかりますか?

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家の残骸の後には花束が添えられており、多くの人が亡くなったことを示しています。
違う場所には慰霊碑もあり、手を合わせて来ました。防災とはいうことは簡単ですが、
実際にその場に立って、考えてみると、言うことと行動することの間の大きな溝に
気付かされます。

この傾斜かぁ・・・左側の工事現場になっているところに普通に家々があったのです。
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左に写っているのが慰霊碑。モザイク画で昔の集落の様子が描かれています。
今回の豪雨では、4年前でここで起こったことが多くの箇所で発生してしまったのですね。

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4年たってもまだ砂防ダムが建設中でした。麻生セメントというのが、西国にいることを
感じさせます。ああ、あの方の「資金源」なのでしょうね。

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梅林からは大町に向かいました。20分に一本電車がやってきて、広島まで直通で行ける
この辺りは、完全に通勤圏。だからこそ、あのような斜面も宅地開発がなされたのですね。
そして今更ながらに気づいたのですが、だからこそ、4扉の電車が求められ、73型の
国電が走っていたのですね。まぁ30年以上も前の話ですが・・・。

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大町からはアストラムラインに乗って、終点の広域公園まで行きました。これなら将来、
自動運転も可能だろうな、と思いました。

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で、広域公園駅に着くと、広島駅行きのバスがちょうど来たので飛び乗って新幹線口まで
行きました。バスは山を打ち抜く高速のトンネルで一気に中心地に出ました。路線バスが
高速道路を走るので興奮です。かつての(今もはしってる?)品川~門前仲町の都バス海01
の海底トンネル区間のようです。高校一年生の時は都バスフリーカードを使って通学
していたので、このバスにのって東京貨物ターミナル近くまで行ってEF58を撮ったものです。

広島駅からは、猛烈に暑かったのですが、歩いてここまで。

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いや正確には球場が目当てではなく、ここからこんなものが眺められるのです。
本当は瀬野八で後押し機関車を撮影したかったのですが、山陽本線は不通。
これでEF67をみることができるのは最後かなぁ・・・と思いながらシャッタを切りました。

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さて暑くてドロドロです。とはいえ市内をあるいてホテルに向かいました。
途中こんなものも。
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貧乏球団ゆえ、質屋まで始めたんでしょうか(笑)?とにかく町中カープだらけでした。