春の旅行第5日目

梅雨入りしそうというのに春の旅行のご報告。
早朝松山出て9時前に琴平に着きました。なので駐車場探しも楽々。金毘羅様を
目指しました。金比羅様はおよそ10年前に初めて来て、その時買った、今やボロボロの
お守りをお返しし、新品を買うのが目的です。

さて駐車場から例の長い石段に向かう途中にあったのがこのような界隈。

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一見ただの飲み屋街に見えますが、左側に怪しい風俗店が・・・。
聖なる場所の近くに俗なるものも集結するとは言いますが、これは典型例ですね。
前回来た時には気づけなかったポイントでしたので、この目で見られて良かったです。

さて10年ぶりに石段を登ると・・・バテました。加齢は仕方のないこととして、不摂生は反省。
それでも奥の院まで登るぞ!!と気合だけは入れていましたが、残念ながら道が
壊れてしまっているようで、ここでお札を買って引き返しました。

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金比羅様は航海安全を祈願する神社。なので絵馬というのか、その安全祈願の船の写真が
多数掲げられていました。下の写真の上の部分にちらっと写っています。しかし何と言っても
面白かったのは、お参りに行けない船乗りが、船から落として、他の船が拾って金比羅様に
届ける樽?です。船乗り同士のネットワークというべきか、相互扶助というか、
なかなかいい話ですよね。

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そして中にはこんな奉納品も。これガチなサイズなのでものすごく大きいものでした。

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今年は桜が早く、境内も桜が咲いていました。そして昨年の春は雨ばかりでしたが、今年は
一回も雨に降られず快適な旅を続けることができました。さてお腹もすいてきたので
「うどん」を食べに行きましょう。ネットで検索し、その電話番号をカーナビに入れれば
楽につけます。登場当初「カーナビなどいらん」と言っていた私ですが、前言撤回!!
カーナビ様がなければもはや旅ができなくなってしまいました。

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お昼を食べたら山を越え、吉野川流域に下ります。貞光駅近くの「つるぎ町」の古い町並み
を見にいきましたが、なんとも中途半端でしたね。見所はこの建物くらいといっては
言い過ぎですが、保存状態が中途半端で、保存とそれを生かした観光開発への熱意を
あまり感じられませんでした。

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そこでこの町はさっさと切り上げ、次の美馬市のうだつの町並みに行きました。こちらは
通りの両側にうだつの古い建物が並び、その建物では観光客向けのお土産が売られていたり
若者がカフェを経営していたりと、なかなか好ましい雰囲気でした。張り紙を撮って
こなかったのですが、後日豪華客船を下船した客が大量に来るのでご配慮をといった
張り紙もあり、やはりきちんと整備していけば観光客は来るのだよな、と思った次第。

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とはいえ、メインストリートを外れるとこんな建物もあり、個人所有の一般の住宅を文化財
として保存することの難しさを感じずにはいられませんでした。

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この後、午後2時にこの町を出発し、京都の宿には予定通りに午後5時に着くことができました。
鴨川の桜は満開で歩道は大パニックになっていましたが、我々は車の中から優雅に京都の
桜を鑑賞することができました。京都で一泊し、翌日は一気に帰京する、という計画です。
ということで、まだもう一回連載があります。