久しぶりのハドソン

埼玉と群馬で用事があったので、ついでと言っては失礼ですが、蒸気機関車
写真も撮ってきました。埼玉での用事が早く終わったので、18キップ利用
ということもあり蒸気機関車牽引列車の始発駅である横川に行ってみました。
昔はここにEF63が待機してたんだよな、などという引き上げ線の跡を眺めながら
ホームに入るとなんとC61が!!

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完全な逆光ですが、生きているハドソン(蒸気機関車の車軸配置の愛称)を見るのは
1995年のC62以来でしょうか。いやいや、かっこいいですね。ハドソン大好きな
私は、C61の復活を心待ちにしていたのですが、いざ復活してもなかなか足が
向きませんでした。どうも撮影場所を確保する場所取りが億劫なのです。
今日はあくまで用事を済ませることがメインですから、良い場所が確保できなく
てもまぁ、仕方がないと諦めらますからね。

私はハドソンのこのアングル好きなんです。それがこれ。

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動輪の大きさ、エアタンク、コンプレッサー、そして運転台にちらっと見られる旋回窓。
あまりの美しさにため息が出てしまいます。そしてその美しさはかえって「色」を
取り除いたほうが良いかもしれません。で、上の写真を白黒にしたのが下の作品。

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ロッドの位置が・・・とかいろいろ言いたいことはありますけれど、いいんです、これで。
さて、乗ってきた電車に乗って安中に向かいました。ここから高崎までは坂を下る一方
ですので、蒸気機関車のボイラー等を守るためには仕方ありませんが、駅の発車時以外は
力行しなくて良いので、煙は出ません。なので、途中停車駅の磯部、安中に撮影地を絞ります。

安中の撮影地はすでに多くの方が陣取っていましたが、私はその後方しか場所が
ありませんが、小さなコンクリートの台座の上に立てば、前の人たちをクリアーできます。
安中では8分程度停車し、さぁいよいよ発車です。汽笛が聞こえ、シリンダードレインの
白い蒸気と共に発進してきます。

今日はガチな撮影ではないので、7Dmk2に白くない、今はサブレンズとして使っている
70-300mmで撮影しました。このレンズは開放近くだとどうもピントが甘いため、
f10まで絞りました。なので1/500 f10 ISO400で撮り、トリミングしたのが以下の作品。
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バッチリですね。正直このレンズでこの解像度!?という感じで驚きました。
絞り込んだことと、やはりピント合わせが40Dより7Dmk2の方がいい
ということなのでしょうかね。斜光と機関士がサービスしてくれたシリンダードレーン
(本当はすでに発車時に切っているので、この場所で切らなくてもよいのですが、
撮影者が多数いたのでサービスしてくれたのです)といい、後ろに続く旧型客車の
シル・ヘッダーもなんと美しいのでしょう。

レンズを引いてもう一枚。これも白黒にしてみました。カラーだと後ろの道路看板の
青色が結構うるさいんです。

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こちらサイドだと、タービン発電機が二つ設置されていることがわかります。
動力は蒸気機関ですが、保安装置は電子機器ですから、そのためにも発電機が二台
必要となってというわけです。
すっかり見とれていて後ろの機関車を気にしていませんでしたが、これまたEF60!!
これまたすごい年代物の機関車ですよね。

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とても充実した撮影でありました。