酒匂川巡検の下見

私が主催する行事を来年2月に計画しています。
その中で、ある施設の見学を予定しているのですが、そこが土日の10時~15時までしか
開館していないという見学者泣かせの施設なので、お休みの日を利用して行ってきました。

10時に着くには8時30分のロマンスカーで行けば良いのですがすでに満席・・・。
ということなら、引退がきまっているLSE「はこね」の7時00分は空席があったので、
柱が目の前になく、日差しが差し込まない進行方向右側の座席を確保。マニアは窓側なら
どこでもいいってわけではないんです。その点小田急の予約サイトでは、窓と柱の位置まで
ちゃんと描かれていて、マニア心をくすぐります。

寒い時期に早起きするのは、なかなか辛いものがありますね。早起きは三文の徳。
普段なかなかみられない6扉車もみることもできました。みなさん、日本はすでに
人口縮小社会ですから、6扉車もそろそろ見納めですよ。

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さて新宿では「あさぎり」の発車を見送り、続いてLSEが入線してきます。
到着して運転台の室内灯がつき、前照灯を消され、尾灯が点灯する前の一瞬を狙ってみました。
デザインといい、配色といい、素晴らしい電車ですね。

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しかし新型がでるのであと1年とちょっとでお別れ。ってことはこの凝ったディスプレーも
見納めですね。これもマニアが見てもなかなかちゃんと描かれていて◎。

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この日は良い天気で、しかも早い時間でしたから丹沢方面へのハイカーが目立ちました。
この日の午後は箱根で外国人とカップルの群れに飲み込まれることになるのですが、
やはり朝の早い時間帯の客層は落ち着いています。

さて小田原で発車まで5分くらい停車していましたので、車体をじっくり観察しました。
ここを撮った理由は、屋根の右上のきのこ型の通風孔。つまりドアの右側はかつての
スナックコーナーというのかな、軽食販売ステーションというのかな、とにかく簡単な
調理をするスペースだったので、こんなベンチレーターが付いているのですね。
今は調理はせず(厳密に言うとコーヒーだけは車内で淹れているらしい)車内販売の
ステーションになっているのですがね。

またよく見るとハシゴも下段は埋め込み式担っていますが、上部はそうなっていません。
車体の建築限界との兼ね合いなのでしょうかね?

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あっ今日は仕事ですからね。下見なんです。でも目的の施設の開館時間は午前10時。今小田原で
午前8時過ぎですからどこかで時間を潰す必要があります。そこで、出張から少し外れて
自腹で運賃を払って久しぶり、きっと30年ぶりに大雄山線に乗ってみました。
昔、ここに古い電車が走っていた時に、確か根府川での撮影の帰りに乗った記憶があります。

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大雄山線は12分間隔でのフリークエントサービスを実施しているのですね。驚きました。
データイムを30分に1本と減便した五日市線とのヤル気の差を感じました。
上の写真の右端の建物は検修庫で、駅を出ると中を伺うことができました。すると中に!!

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ここから出張先方面に向かうバスに乗り、適当にバスを降り、あとはグーグルマップを
頼りに歩いていけばいろいろと発見があります。内陸部なのに「島」という地名が多いのは
なるほど周囲より若干高いから、万が一洪水があった時にその部分だけ「島」になるから
なのだと納得したり、こんなものは地形図では把握できませんからね。現地に行ってそこに
意識を向けなければ把握できないものです。

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で、ここが目的地。あっ画面下に影が映ってますね(笑)。左が私、右が施設の管理者です。
これ「復命書」に添付して、ちゃんと行って話を聞いたことの証拠として出そうかしら(笑)。
で、この写真の意味は右の酒匂川沿いの大きな堤防に対して、左の松林が続いている小さな
堤防がありますよね。これ「霞堤」というやつなんです。「霞堤」の説明は面倒なので割愛。

もう一つ出張の理由はバスを停められる場所を探すこと。この施設は駐車場がなく、
役場からは遠くの駐車可能な場所を紹介されましたが、どうも不便。そこで
こんな写真を撮って、当日ドライバーさんに見せて検討していただこうとしたわけです。

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ちなみに上の写真の近くにはこんな素晴らしいものもあるのですが、当日寄るかどうかは
当日の時間しだいかな。

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このあとは小田原でお昼を食べてから午後の施設に向かいましたが、その報告は
また別の機会に。