伊能図を見にいきました。

二週間ほど前のお話。
いや、職場でキーボード叩きまくって帰ってくるので、
帰ってくるとキーボード叩きたくないんですよね。なわけで更新滞ってます。

先日国士舘大学伊能忠敬の地図が公開されるというので、行ってきました。
世田谷ってあまり行ったことがないので、少々離れた駅から国士舘大学を目指します。
こんな感じであてもなく歩いているとお宝にぶつかるんです。ほらこんなものが。

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噂に聞いていた怪我しても自己責任の遊び場です。すごいですよここ。焚き火もOKなんです。
私、正直世田谷って気取っている感じがして嫌いなんですが、これは気に入りました。
子供が小さかったら、ここで遊ぶことを目当てに引っ越してもいいな、と思えるほど
心をわしづかみにされました。

平日の昼間でしたが焚き火をしている人たちもいたのですが、さすがにカメラでの
撮影は思いっきり不審者っぽいのでやめておきました。

さて伊能図です。国士舘大学は初めて行きましたが、噂には聞いていましたが自衛隊の演奏とか、
講演に桜井よしこ氏が来校されるとか、なるほどそういう感じなのねって感じ。

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平日のお昼前でしたから来場者も少なく、じっくりと伊能図を眺めることができました。
これは干拓される前の八郎潟。戦後の食糧難の時代だったから干拓計画にGoサインが出ました
が、今だったらこんな自然破壊は許されないでしょうね。

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そして島だった桜島。いやはや大図は本当に大きく、じっくり眺めながら歩くだけでも
なかなか大変。これを実際に測量したのですから、伊能忠敬は大人物です。

そうそう瀬戸内海にはこんな島もありましたよ。

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ダッシュ島です。今は由利島ですが、江戸時代は油利島と表記していたのですね。

さてせっかく普段あまり縁のない世田谷に来たのですから大学の近くを散策してみましょう。
まずは駅名にもなっている豪徳寺へ。どうせ・・・とあまり期待していなかったのですが、
いやはや実に素晴らしいお寺でありました。外国人に人気の「招き猫」スポットも
ありましたが、わたしはこの井伊直弼らが眠る井伊家の墓所が気に入りました。
静謐なこの空間は、なんとなくアユタヤっぽい雰囲気もしました。なんでこの景色と
アユタヤが結びついたのか、自分では説明できないのですが、なんとなくそんな感じがしたのです。

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ではそろそろ帰りますかね。

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ラッシュが終わってからゆっくり家を出て、
そして夕方暗くなる前に家路につく。

気がつけばそう遠くなくなってきた老後の過ごし方として、
こんな1日の過ごし方もありかな、と思いました。