東北旅行報告 その1

なかなか忙しくなって参りまして、家に帰るとキーボードに触りたくない
日々が続いております。更新が滞っておりますが、ご海容ください。
(最近この言葉を知り、使ってみたかったので。大げさですが・・・)

東北へは車で行きました。ケチなものですから深夜割引を使い、しかしながら
そのおかげで仙台に午前8時前に到着し、これならば計画になかった三陸に行けるかな?
と思って急遽、南三陸市に向かいました。高速道路が通ったので、9時過ぎにはつけました。

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かつてはこの防災施設まで気か付けましたが、かさ上げ工事が完了しておらず、
ここが最も近いポイントでした。しかしあれから6年半経ったのにまだ工事中です。
もうダメですね。あきれ果ててしまいました。これでは地盤のかさ上げ工事が終わっても
人は戻ってこないでしょうね。時間というのは大切なのです。
2~3年前にかさ上げ工事を見学し、これは膨大な税金の無駄遣いであると感じました。
そしていま、その思いは確信へと変わりました。

なんのため、誰のためのかさ上げ工事なのでしょうか。

こちらの高校も、死者が出ていないことから施設を保存し、観光や防災教育に役立てると
2~3年前に聞きましたが、まだそのまま。鉄は熱いうちに打て、です。
地球温暖化に伴う海水温の上昇が、各地に豪雨をもたらしています。そんな中で
東日本大震災すら下手すれば忘れ去られてしまうのです。そうしないためにも
人を呼び込み、早くまちづくりを再開すべきだと思うのですが・・・。

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BRTです。これもよくよく考えたら、並行する国道があるのですから、市街地の渋滞懸念区間
線路の跡を整備すべきかと思いますが、それ以外の区間も橋をかけようとしており、
まったくもっても税金の無駄使いだと感じ、あきれ果ててしまいました。

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気仙沼でマグロ専門店でおいしいランチをいただき、陸前高田に向かいました。あの山を削って
土砂を橋でこちらに渡し、町全体をかさ上げするのです。少しはできているのかと思いましたが、
これではオリンピックの開催時に街ができるのかどうか・・・。



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これは陸前高田のかさ上げ地にできたスーパーマーケットの近くで撮ったもの。
カーナビは古いものなので、津波で破壊され、いまはすっかり土の下となってしまった
街がカーナビの画面に示されています。つらいですね。

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町全体が破壊されたのだから、かさ上げして津波の被害を防ぐというのはわかりますが、
う~ん、このスピードでは工事か完成した時には、その街の人たちが戻ってくるの?
特に採算を重視する商店は戻ってきてくれるのでしょうかね?

なんとも暗い気持ちで車を走らせました。

2~3年前にも盛りに向かいましたが、専門家との調査でしたので、岩手開発鉄道はスルー。
今回は個人旅行ですから、線路端に向かいました。三陸のこの辺りを訪問する予定が
なかったものですから、当然ダイヤもわからず、旅客営業していた時代の駅の跡を
見に行きました。

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さて今日の宿は盛岡です。ぼちぼち向かいましょう。
昔、釜石駅前に橋がかかっていて、その上に商店が並んでいると聞いたことがあります。
それを見に行ったのですが、情報があまりに古かったようです。

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昔のこの辺りの橋の上が商店街だったようです。

釜石から遠野の近くまで、高速道路のような高規格道路があり、盛岡までは
そんなに苦労せずつくことができました。

この翌日は約30年前から知っている田老の街に向かいました。
そして私はそこで唖然とすることになります。