歴博とコアラ
佐倉の歴博で「見世物大博覧会」をやっているというので、GWは暇なので
行ってきました。見世物小屋を経験したことのない人には、なんのこっちゃ?
と思うでしょうが、富士神社の祭りで毎年外観を見てきた(子どもの頃、怖くて中には
入れなかったのですが)者としては懐かしい限りの展示でありました。
展示品は撮影禁止でしたので、いただいたパンフレットを写真に撮ってご覧にいれます。
(これも厳密にはアウトなのでしょうが・・・)
いやぁ、いいですね。このオドロオドロしい感じ。なんとも言えぬ不気味感が伝わってきて
かつて抱いていた「怖い、恐ろしい」という感覚を思い出しました。この娘が「たこ娘」です。
足がたくさんありますよね。この絵の下でダミ声の親父が「何の因果かこのたこ娘」と
口上を述べていた姿を思い出します。まだ子どもの頃はこのような口上がわりと
あったんですよね。お祭りに行くと。だから最初に寅さんを見たときに、あっあれと同じね、
っとさほど違和感がなかったものです。
これは「蛇女」。私は大人になってから「かっぱのなんとか?」というのを見に行って
かなりガッカリしたのですが(笑)、入場料は無形文化財に対するお布施と自分を納得させました。
しかし、この世界を学問の対象としてしっかり記録している方がいらしたとは!!
歴博はおよそ20年ぶりですので、確か当時なかった近代、現代の展示があり、
その充実具合は実に素晴らしいものでした。行商の事例としてこれを扱っているとは
驚きました。近鉄はこの列車を活用し、伊勢・志摩の物産品を車両に積み込み、上本町の
ホームで物産市を開催したのですが、これはなかなか良いアイデアですよね。
JR某の社員に、お前んとこ電車も余ってるしホームも空いてるんだからこれやれよ、
と煽っておきました。上野や両国のホームでこういうイペントがあればいいですよね。
さて、全てを語るには膨大な時間がかかるので、数点写真をご覧にいれます。
これ、「そんなの関係ねぇ」という人に、佇まいが何となく似ている気が・・・。
という言葉より、この写真があれば一発ですね。
でさすがに昼過ぎになると疲れて集中力もなくなってきたので歴博を後にしてきました。
平安から室町にかけての話は、知識がないということもあって、私にはどうも退屈です。
で、行ってみたのが「ゆーかりヶ丘」。なんと乗ったのは四半世紀前。
このエリアを開発する不動産会社「山万」が地域住民のために作った「電車」です。
ゆーかり、だからコアラなのね。なるほど。
運行開始からすでに35年。車両も老朽化が進んでいるでしょうからどうするのでしょうね。
また、ゆーかりヶ丘は一斉に分乗するのではなく、永続的なまちづくりを目指す山万の
方針から、現在も宅地分譲し年齢層の偏りを避けようと努力しています。なかなか良い方針
だと思うのですが、駅前の大型施設は・・・
もっとも駅から少し離れたところにはイオンがあって、そっちは盛況でした。
でも駅前の大型施設がダメになるっていうのは、典型的な衰退化の指標でして、
ゆーかりヶ丘の将来に若干の暗雲が垂れ込めているといえるでしょう。
とはいえ山万は大したものだなぁ、と思ったのが始発と終電の時間。素晴らしいですよね。
当然のことながら、この「電車」を一周し、運転台を覗いてみると。ふむふむ。
で、反対側をみると運転台の後ろに家庭用のエアコンが!!
まぁ労働環境の整備という点では大いに理解できるのですが、あのぉ、できれば客室のほうにも
冷房をつけて欲しいなぁ・・・と。