旅の価値は距離に比例しない

最近はタイトルのようなことを実感しております。
知っているはずの街。通ったことのある道も歴史を知り、物の見方が進化すると
違って見えてくるものですね。

で、先日都区内フリー切符を買っていろいろなところに行ってきました。

まずはチケットが残っていた渋沢記念館。空襲で焼け残った図書館と談話室?です。
実はここ、二度目の来訪なのですが、渋沢氏の邸宅が今の飛鳥山公園にまで
広がっていたということに初めて気づきました。

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下が談話室?です。いずれの建物も建設会社等が渋沢翁の古希等のお祝いとして贈ったそうです。
スケールが大きい話ですね。

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そしてこの後は京浜東北線に乗って大森で下車。海岸の方に入ったことがありますが、
反対側は行ったことがありませんでした。しかし去年の大森貝塚訪問時に興味を持ち、
今回行ってみることにしました。

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駅を降りるといきなりこの神社の石段が目に入ってきます。洪積台地の末端の崖ですね。
大昔はここまで海が入ってきていたので、その波食崖ということですね。
この崖の上、かつては埋立地がなかった物ですから、景観が良く、明治期の高級住宅街
となっていたというのです。

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ここは凹地になっていて、かつては射撃場でしたが今は高級テニスクラブ隣っています。
止まっている車がブルジョワ的な物ばかりですし、大森ですけれどこの辺りの住宅は
みんな高級な感じのところでした。本当に線路の東と西では違うんです。

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この後は蒲田に行きました。車庫の先に引き込み線の跡があり、そこを見に行きたかったのです。
その引き込み線の解説板がありました。

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このカーブ具合で、わかる人の嗅覚には「線路跡」とわかるはずです。
まぁわざとらしい線路っぽい装飾もありますが・・・。

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こんなオブジェもありましたが、この場所と看板が少々離れているんです。
できれば一緒にして欲しいですね。

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火力発電所の跡地はマンション担っていて痕跡はありませんでした。なので、駅に戻ろうと
歩いていると、こんな工場がありました。調べてみると車庫にある電車洗車マシーンを
製造している会社のようです。

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ということで火力発電所巡り。なかなか楽しかったです。今度は神谷か足立かな?