十条の工場跡地へ
下町で青春時代を過ごしましたので、東京大空襲についてはそこそこ詳しく知っています。
とはいえこれが中島飛行機武蔵工場であったり、立川であったりすると、空襲があった
ということは知っているものの、それ以上のことは確信をもって語れないという
レベルでした。
なもので、東京の空襲についていろいろと調べてみると、なんと最初の空襲は武蔵工場
ではなく、十条の軍需工場だったのですね。(その前に民間人が銃撃されていますが)
十条はよく飲みに行くものの(笑)、石神井川のあたりは散策したことがありませんでした。
ですので、平日にお休みが取れたこの日、歩いてみることにしました。
西ケ原あるいて飛鳥山方面へ。途中はこんな感じでゆるく撮影。
右に写っている北王子への紙列車が走っていた線路は今は草ぼうぼうですね・・・。
7000系こないかなぁ・・・と少し待ちましたが、残念。
この電車、加速よかったですね。驚きました。あらかわ遊園の車体広告ですね。
あの辺りと温泉と三業地と猟奇事件などを深く理解した上であの付近を歩きたいものです。
まずは北区飛鳥山博物館と紙の博物館で予習。特に前者は軍需工場とその跡地利用に
ついて詳しく説明がなされていて、しかも平日の午前中なので展示はほぼ私が独占状態
という感じで充実した勉強ができました。
館内は許可を得て写真は撮影できましたが、ここにアップするのはどうかな、と思うので
写真の掲載は控えます。新事実としては、王子の石神井川は人工的な開削ではなく、
河川争奪の結果だということでした。
さて見学後は古くからの友人を誘って、名主の滝から十条へ。
まずはかつて軍需工場を結ぶ鉄道の跡地にできた道路です。後ろに新幹線の高架が
見えています。
ここ、昔は築堤があって、子どものころこれは何なのか、とっても不思議でした。
親に聞いても当然知らないし。その積年の疑問が大人になった時に解決した時の爽快感と言ったら!!
なんでもネットで検索できてしまうこの時代では、なかなか味わえないですね。
さて、この橋の下には専用鉄道の下を通る道路のアーチが保存されていました。
とはいえ、心に響いたのは公園の名前(笑)。
この後は十条の東京第一陸軍造兵廠跡に行ってきました。まずは図書館に転用されたた
この建物。中にはかなり充実した郷土資料コーナーがあって感心しました。
ここはちょうどカフェになっていて、うららかな平日の午後、中年オヤジがふたりで
お茶させていただきました。休憩後南に進むとこれまた軍関係の施設を
公民館?に改造した建物がありました。
建物、美しいですね。今日はコンデジのG7Xなのですが、リサイズ前の画像はとても空の
青色が美しいです。
さて、のども渇きました。斉藤酒場きまだ三時半なのでやっていません。
友人が高円寺に行くというので、中野で喉をうるおして帰宅いたしました。