北海道 その4

さて大渋滞する日高国道の不通区間を乗り越えてようやく海岸線に出ました。
ここは思い出深いところで、かつて大狩部~厚賀間の海岸段丘の上からキハ22を
撮った場所です。今回もそこを訪れようと思いましたが、よくわかりませんでした。

さて大狩部の一つ襟裳岬よりの節婦駅付近から大狩部を振り返るとこんな感じ。
昨日までの台風で濁流が海に流れ出ている影響でしょう。海も濁っています。

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線路を見に行くとこんな感じ。

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波に路盤が削られたりして日高本線の一部区間は運休が数年間続いています。
景色の良い路線ですが、それだけに保守費用もかかるため厳しいでしょうね。
この後節婦駅付近で地元の人と話す機会があったのですが、バスで十分でしょう
とのことでした。寂しいですが、JRも民間会社ですし、儲けようのない北海道新幹線
なんか押し付けられてしまいましたから、私は廃止やむなしかと考えています。

日高本線は結構好きな路線で新冠ユースホステルを起点に撮影したいました。
そこは海岸の砂利の上を日高本線が走る区間で、日高昆布が干されている横を
キハ22が走るというシュールな光景でしたが、昔撮影した場所を見つけることが
できませんでした。そこでその時降りた東町駅近くの光景を二枚。

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まぁ今の時代なら観光列車を走らせたら良い区間ですが、路盤整備費用などを考えると
難しいでしょうね。

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日高本線の終点、様似駅はこんな感じ。もう列車は来ないんだろうなぁ・・・。

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この近くにもジオパークの博物館があるというので、ちょっと寄ってみました。
画面では表現できない素晴らしい青空でした。背景の?アポイ岳がカンラン岩という
特殊な岩石でできた山というのはわかりましたが、これだけ地学教育が衰退している
現状ですので、もっともっと、素人にも優しい解説が求められるのではないかなぁ
・・・と思いました。ここも本来ならじっくり見たかったところ。

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そしてようやく午後二時前に襟裳岬に到着。

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この画面では「なにもない」ですが、昆布漁の家や小屋がありました。
かつてラッコが魚を食い荒らし、漁師はこまったが、ラッコは天然記念物?なので
駆除できずに苦慮しているという話を聞きましたが、今はどうなのでしょうね。

さて、この時間、ここから札幌に帰ります!!
とはいえチョコチョコいろんな場所に寄りながら帰ります。
これは広尾線の終点旧広尾駅。ここも乗りに来ましたねぇ。あまり記憶はありませんが・・・。

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そして広尾線を全国的に有名にした「幸福」駅。