地鉄三昧

観光大国スイスに行ったことがあります。
個人旅行で行ったのでトランクは自分で持っていく必要があるのですが、
ライゼゲペックというサービスがあって、駅で荷物を預けると到着駅まで運んでくれる
という実に便利なサービスがありました。日本の宅配便のサービスも相当に素晴らしいと
思いますが、到着が翌日ですよね。その点ライゼゲペックは列車の荷物車両で運ばれるため、
その日の夕方らは着くという優れものです。荷物車を廃止し、駅の無人化を果たしてしまった
日本では無理でしょうね。

外国人から「なぜ新幹線に荷物置き場がないのか」という不満を聞いたことがあります。
せめて日本でもライゼゲペックサービスを・・・とも考えますが、荷物を模した爆弾テロ
とかがあるこのご時世では難しいのかもしれませんね。

さて、そんなサービスがこのアルペンルートにもあるんです。ポーターサービスというものです。
我々はこれを利用し、電鉄富山駅から今日の宿まで荷物を送ることにしました。
おかげで旅行先ですが、カメラバックひとつという身軽な格好で乗りつぶしができるのです。

さて、富山地方電鉄の1日乗車券を買って、webで公開されている元京阪特急車に乗るべく
早起きしました。そして朝の空いている二階席を独占!!

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私はこの車両の現役時代には乗っていないのですが、その頃から転換シートではなく、
方向は固定されていたのでしょうか。ちょっとこの固定についてはがっかりでした。
特に特急として運用される際に、反対向きの座席だとかなりがっかりなのではないでしょうか。

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岩峅寺まで行って折り返します。行きはガラガラでしたが、帰りは平日でしたので満席!!
でもダブルデッカーで通勤・通学なんて羨ましいな。
さて、我々は途中の南富山で下車して路面電車富山駅に出ました。

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そしてすぐにこれに乗って寺田まで。いやぁ湘南窓に片開きのドア。これで釣り掛けだったら・・・
というのは贅沢ですね。今や抵抗制御車が「旧型車」ですものね。
でもこの車両。これから人気が出るのではないかなぁと強く感じました。

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寺田駅にて。スノープラウが凛々しいですね。

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寺田からは電鉄黒部まで行って、そこでほかほか弁当屋でカツカレーを買ってこれに乗り込みました。
新幹線接続駅の、次の新黒部からは相当お客さんが乗ってきましたが、そこまでは我々二人のみ。
久しぶりの1列車貸切となりました。

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宇奈月温泉は昨日も来ているので、昨日の見学会でもらった割引券を使ってソフトクリームを
食べたらそそくさと退散。この車両で再び電鉄富山へ。

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電鉄富山についたらすぐに立山行きの電車に乗って、いざアルペンルートへ!!とは行きません。
砂防博物館を見学し、そしてここでの本命のこれを見ないと!!

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これは後で撮ったものですが、これですよ!!わかりますか?
知る人ぞ知る立山砂防軌道です。高熱隧道を体験した後、今度は是非ともこっちの見学会に
参加したいと思っています。だって大きさはこれですよ。ナローゲージ

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大きさはこっちの方がわかりやすいかな?

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さて、切符を買ってケーブルカーに乗り込みます。午後3時ころですからお客はあまりしません。
ケーブルカーも余裕で座れましたが、窓の開いている最前部で風を感じながら登ります。

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トンネルを抜けると雲の中に入っていきます。宿のあたりも雲の中かなぁ・・・。

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ここからのバスは途中で下車するお客から乗り込むため、最前席を確保できました。
霧ばかりでしたが、宿の近くで雲を抜けました。夕食前に付近を散策しましたが、
いやぁ高原は良いですね。

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そして翌日は立山登山。そして長野に抜けました。その報告はまた今度。