高熱隧道へ

さていよいよ高熱隧道です。
黒部川第四発電所安曇野インター近くで買った冷えたソーセージマフィンを食べ。
いざホームへ。食事の時に乗り込むべき号車を指定されました。
我々は赤チームだったのですが、なんとラッキーなことに最後尾車両です。
それならばと一番後ろの座席をキープ。これはラッキーでした。
高熱区間を通る時の水滴を拭くためのワイバーが見えますね。
そして横の方と比べるとわかるように非常に小さい、まさにハコです。

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機関車はこのようなバッテリーカー。しかも次位には「コニ」あるいは「ワム」が付いている
混合列車です。客車は後ろより三両が見学者用で、前二両が業務用でした。

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私は軽便系のメーカーをよく知らないのですが、TOMOEというメーカー製なのですね。
今調べてみたら新トモエ電機という、その業界では有名なメーカーなのですね。
こういうところ知ってると「就職活動」の時に有利ですよね。

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動画はご遠慮ください。写真はどこを撮っても構いませんとのことでしたので、遠慮なく・・・。
運転台は横向きです。背後で見学者が「運転台横向きなんだね」と話していました。
マニアの方はもう理由はお分かりですよね。前進後進を繰り返す入れ替え運転が
多い場合は、運転台は横向きがベストなのですよ。

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おや、左端にダイヤがありますよ。拡大してみましょう。

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交換はなし。6.4kmを30分で進むのですから、評定速度は12km/hとママチャリレベル。
絶対に無理だと思いますが、黒四ダムからママチャリでトンネルを通って欅平に抜けたいな。
自分の肌で高熱を体験してみたいな・・・。とはいえここは電力を支える仕事場です。
そんな考えは不謹慎かもしれませんね。

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ホームの端から、これから進むトンネルを撮ってみました。この先のすこし広く
なっているところで、紅白歌合戦中島みゆきさんが「地上の星」を歌ったそうです。
この画角で見るとトンネルが低いため、1067mmに見えますが、762mmのナローです。

この場所を車内から見るとこんな感じ。

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さてトンネルは一部明かりがついているところもありますが、ほどんどの部分は真っ暗。
なので、写真は撮れず。唯一の明かり区間の仙人谷に止まりました。ここですこしだけ
降りて見学。

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この鉄橋からは仙人谷ダムが見えます。ここにたどり着くためには、あの恐ろしい
日電歩道を歩く必要があり、こんな楽してこの景色が見られるなんて大感激。
しかし堆砂率高いですねぇ。これでは貯水量はだいぶ少ないのでしょうね。

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さて鉄橋の内部はこんな感じ。冬季は雪が吹き込まないように開口部下にある鉄板を上に上げる
のだそうです。

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さあ、いよいよここを出発すると高熱隧道です。
でも明かりが全くないので、頑張って撮ってもこんな感じ・・・。

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案内の方の話では、最近はあまり暑くない。ちゃんした理由はわからないが、この下に発電用の
導水トンネルを通してあるので、その水流によって冷やされているのではないか?と
言っていました。そして「みなさん暑さを体験してみたいでしょ?」ということで、
こんな感じで手をすこし出してみましたが、まぁお風呂場の温度かなという感じでした。
私はサウナのような暑さをイメージしてきましたので、これには拍子抜けしました。
下の写真はその時のものですが、真っ暗ですのでフラッシュをたきました。

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途中数カ所、駅、いや信号所がありました。すごいところですよね。

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車両の乗り心地はゴツゴツとまぁ貨車ちっくでしたよ。
次回は欅平到着の模様を報告しますが、土日は研究会に参加するため更新は月曜日かな。

で、この後は富山地方電鉄乗りつぶし立山登山吾妻線廃線跡めぐり
というコンテンツがあるのですが、はたして掲載できるのはいつになるのか?