黒四発電所

インクラインを降りたところが黒四発電所
大まかに言えば、インクラインと平行に水道管があり、その角度で水が下降し
タービンを回して発電しているのです。

インクラインを降りると高熱隧道を経由して欅平に向かう上部軌道の客車が
見えました。すべて機関車牽引列車ですから、このように機回し用のポイントがあります。

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黒部川第四発電所の入り口はこんな感じ。一見普通のビルの入り口に見えますが、
黒四発電所は、すべての施設が地下に建設されています。
自然景観に配慮しているということはもちろんですが、そうでなくても、
この辺りでは冬季の雪崩のことを考えると地下の方が安全でしょう。

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下流欅平から登ってくる組より、我々の方がここでの滞在時間が多くラッキーです。
持参した昼食をここで食べたのですが、こんな立体地形模型を囲むように配置された
会議室で食べました。この立体模型、上下することで、導水管やインクラインなどの施設が
わかるようになっています。

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さて、実は時系列的には昼食の前なのですが、こんなところも見学できました。
私は思わず「おおっ」と声を出してしまいました。昔図鑑で見たことのある、光景。
それが今、目の前に・・・!!図鑑で見ていた時は、激しい騒音にあふれているのだろうと
想像していましたが、意外に静かでした。もっとも二基しか発電していなかったので、
フル操業の場合はもう少しうるさいのかもしれません。天井には発電機の整備の時などに
使うクレーンが奥に見えるのがわかりますか?

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タービンの大きさはこんな感じ。ジュニアが写っているので、サイズを小さくしました。

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ここは会議室横の応接室。これだけ見ると会社の応接室ですよね。(ヘルメット被った人は
いないだろうけど・笑)でもここ、黒部の山奥の地下ですからね。すごいところにすごいものを
作ったものだなと感心することしきり。

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そうそう、タービンの回転軸も近くまで寄って見学することができました。
ここは音が大きかったですね。動画をUPできないので、スチールでご勘弁を。

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展示物もいろいろあって時間がもっとあればもっとゆっくり見たかったですね。
時間がないので写真を撮ってきました。その中で印象的なのがこれ。

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さてそろそろ大本命の高熱隧道です。
その乗車体験は次回に。ちなみに時刻表はこんな感じです。

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13時10分発の定期便に乗り込みます。