信楽へ
近江鉄道も無事完乗を果たし、貴生川に着きました。
せっかくですから信楽高原鉄道に乗ってみることにします。
接続はよく、十分のしないうちに新型車両が入ってきました。
ロングシートが玉にギズですが、片道30分もかからない短な路線ですから、
仕方がないのかもしれませんね。試験中ということで高校生もそこそこ乗っていたので、
運転台横の展望スペースで外を眺めることにしました。
あまり記憶がないのですが、きっと山口線の車内で知り合った京都の高校の先生の
お宅に居候している時に行ったか、その途中で乗ったのだろうと思います。
津和野からのボックスシートで瓶ビールを飲む初老の男に「兄さんもどうだい」
と勧められて飲んだのがそもそものきっかけで知り合いました。当時は世間知らずで
遠慮なんて言葉を知らなかったので、確か浪人脱出後の春休みに一週間くらい
居候したのではなかったかなぁ?きっと手土産なんかも持って行っていないと思います。
まったく図々しいやら・・・。でもそんな遠慮のなさがあったからこそ
貴重な体験ができました。
さてその後、この信楽高原鉄道は重大な事故を引き起こします。確か信号所で交換する
はずが、信号は青だったためJRからの乗り入れ車両は出発し、反対側から来た列車と
正面衝突したという事故です。あっこれがその信号所か・・・。
ずっと33/1000の急勾配を登ってきてここにつきます。当時「交換する予定の列車が
反対側に入線していないんだから、JRの乗り入れ車は停止して待つべきだった」との
暴論を聞き、腹が立ちました。今は使用されていないため信号はありませんが、ここで
信号所の出発信号が青だったら当然「進行」です。
ここが事故現場かな?というところもありましたが、シャッターを押すのははばかられました。
終点の信楽ではすぐの折り返し、駅前にはこんな狸が・・・
そして駅の待合室には、こんなコーナーも。遺族の希望なのだそうです。
軌道が実によく素晴らしい乗り心地。一方先ほど待て乗っていた近江鉄道は民間企業ですから
軌道は最悪で揺れるのなんの・・・。なんだか不公平だなと思っているうちに貴生川。
気づきました。改札を出て観光案内所で的確な情報をいただき、見に行くとまずはこんな感じ。
おもしいですよね。では川を見に行ってみましょう。
もう廃河川になっているとは聞いたことがありましたが、本当でしたね。遊歩道化する工事が
進められていました。でもこの凹地、道路にも見えますよね? ではこの角度はいかが?
この画面右の下に東海道本線が走っているのです。不思議なところですよね。
川が流れていた時に来るべきでしたね。残念。
内容が書かれていました。今でいえば小牧ジャンクションといった感じですかね。
もうお分かりかとは思いますが、このトンネル上が先ほどの草津川です。
さて京都に向かいます。今日のチケットには京阪電車一日乗り放題切符が付いてくる
ので、それを求めて東福寺駅へ。するとこんな光景が・・・。とても2015年の光景とは
思えません。1970年代中頃の田端、西日暮里あたりでみられた光景です。
まぁもっとも相当改造されとはいますけれどね。でもこの色の並びは感激でした。
この後京阪電車に乗って大阪に向かいました。
つづく。