夏休み報告 その4
この日はまっすぐ南三陸を目指しました。
津波被害の全くない内陸から走っていき海が近づくと更地になる・・・
という共通のパターンにそろそろ慣れてきてしまい。
「あぁ何もないねぇ」となってしまいました。感覚の慣れとは恐ろしいことです。
先日JR東日本も鉄路の復旧は難しいとの見解を出しましたが、しかたがないでしょうね。
結局気仙沼線は未乗のままBRT化となりそうです。
生活があったとは想像できないほど、築堤と地下道以外は何もないです。
私はどうしても、この時間と予算を食う盛土という手法に疑問を感じてしまいます。
ただ、私は被災者でもそこに住んでいる者でもないので何も言えませんが、
本当にこれで街に人が戻るのかという点に疑問なのです。
私の予感が外れて復興が進めば良いのですが・・・。
海も見てきました。美しい海です。でも神社の鳥居は折れてしまい、
欄干ももぎ取られたままでした。
盛り土の高さは約10mと結構な高さです。
車の大きさと比べると盛り土の高さが分かると思います。
さてお昼は復興商店街で食べましたが賑わっていましたね。コンバクトシティーという
考え方がありますが、新しい街はこんな感じに多少狭くても中心街をぎゅっと
まとめた方がいいなと感じました。なお、ここのクレープは絶品でした。
原宿に出店したらうけること間違いなしだと思いました。
正面の「さんさん商店街」という所はフリースペースで、店で注文したものを
行われていました。「仙台育英、勝ってますよ」と声をかけられましたが、
まさか「地元なもんで早実応援してます」とは言えず愛想笑い・・・。
と、この商店街は活気があって良かったのですが、南三陸といえばここでの悲劇を
忘れるわけにはいきません。
昨日の記事に掲載すべきだった写真です。下は女川の建物です。横倒しになってします。
引き波で倒れたとのことでした。
この後は避難所としての映像で何回も見たベイサイドアリーナをちょっと見て・・・。
こんな所に寄れるのもBRTの利点だと思います。
そしてこの後は大川小学校に行ってきました。
私はあのがけは崖は登れると確信しました。ただ、児童が怪我をしたらどうするんだ。
と教員が考えてしまうだろうなとも思いましたし、川の堤防は高く、津波が迫ってくる
ことは見えなかったでしょう。あまりにも不幸な出来事でした。
ということで三日目の報告はこれで終わります。