夏休み報告 その3
もろもろ忙しく、更新が滞っております。
さて二日目は海岸の津波被災地を巡ることにしました。
やはのこの目で見ておくことがて大切です。
震災当日、私は初めて「ゆりあげ」という地名を聞きました。
その閖上の現在の姿です。ここの普通に街があったとは信じられません。
建物の土台だけが残されているのを見ると、なんとも言えない気持ちになります。
さて次は高速を通って女川に行こうとしましたが、そうだ利府駅の近くに保存車両が
あったことを思い出し、高速を降りました。すると昔の「こまち」が保存?されていました。
もっとも解体待ちかもしれませんが・・・。
そしておめあての交直流電気機関車の試作機です。もちろん初めて見ます。
EF15のようなデッキがありつつも、先台車はなくデッキは乗務員が昇降するたけという
ED60への過渡期のようなデザインですね。しかしまぁよくも保存してくださいました。
下の写真には何軒が残った家が見られますね。
上の写真の右側が山なのですが、新線はそちらに建設されました。その新駅に
入線してきた新型車両がこちら。
この駅前も地形を大規模に改変して新しい街を建設しようとしています。
多摩ニュータウン等の工事をリアルタイムで観られなかった私としては、このような
大規模な工事が見られるのはうれしいのですが、整地が終わって人々が住むのかなぁ。
でもここは仙台への通勤圏だから大丈夫かなぁ・・・などと思っていました。
今回は通過し一路女川へ。ここも津波で低地はほとんどの建物が流されてしまいました。
そしてここも大規模な「開発」が進められていました。
URの広報施設に入りましたが、山の中を整地して住宅地を作っているのですね。
完成した区画の抽選結果が出ていましたが応募者は少ないようです。
どうなのかな、現地のことは知らないけれど、整地したけれど人が住まないってことに
なるんじゃないかな。そうしたらこれ、無駄な公共事業にならないかな。むかしのような
体力があった頃なら問題ないけれど、日本は経済的に厳しいのだからどうなのよ・・・
とも感じたのでありました。
女川駅も温泉が併設されていて、それはいいのだけど駅の周りは工事中。
女川は原発もあるし、失礼だがなんだか公共事業中毒に陥っているのかなぁと漠然と
感じました。根拠はないのですが、なんとなくそんな空気を感じてしまったのも事実です。