夏休み報告 その2
喜多方で朝ラーメンを食べた後は雨の峠を越えて米沢に入りました。
城下町の面影が残る町並みを期待していたのですが、イマイチでしたね。
保存が中途半端で城跡の周辺は良いのですが、城下町がちょったという感じでした。
戦国バサラあたりから戦国武将のキャラ化が進み、この寺にも前田慶次のキャラが
描かれていましたが・・・まぁ歴史好きの人が増えることは良いことですね、と
大人の対応をしておきます。
次は高畠に向かいました。駅から離れた場所ですので、今日のように車の旅でないと
なかなか訪れにくい場所です。その目当ては山形交通の保存車両です。屋根の下に
保存されているので、状態は良いように思えました。
ファンの方が昔撮った写真を見ると電車が貨物を引っ張ったり、貨物が多いと電気機関車が
電車と貨車を引っ張ったこともあったようで、隔世の感という言葉がぴったり。
よく残してくださいましたね。ただ当然のことながら我々の他に観光客はいませんでした。
そして峠を越えて、行ってみたかった七ヶ宿町へ。失礼ながらここまで人家があるとは
思っていませんでした。そしてその先のダム湖のほとりの「道の駅」に駐車すると
ダム湖の対岸に「あっ、あの看板は!!」
廃墟マニアのサイトで見たことがある「天使ランド」ではないですか!!
雨も強かったので、ほんの少し見てみました。それが以下の写真。
なんとも言えぬ寂しさを感じさせます・・・。左にカメラをパンすると・・・。
切符売り場と簡素な食堂、奥には遊具的な自転車が置いてあるようですが、そこまで入るのは
ちょっとまずいなと思ったので、看板だけ撮ってみました。
子どもの表情がなんとも・・・。めだかすくいというのも初めてみました。
さて高畠から白石に抜けたのは、ある施設を確認したかったからです。
私は昔から国土地理院の地図を眺めるのが大好きで、この道はどうなっているのだろう。
とかいろいろ想像を膨らませていました。そんな中白石市の山の中に学校を発見したのてす。
どんなところなのかとても気になったので行ってみると、すでに廃校でした。
このがめんの右には小さなプールもありました。こんな山間部にも学校を整備し、
プールまで作るなんて、こういった点は日本の文部科学省は大したものだと思います。
今日の目的地は実はもう一つあります。それは今上陛下が以前訪問されたという
ニュースで初めて知った北原尾です。
パラオからの引き揚げ者が開拓したところなのだそうです。そのような戦争被害者に
寄り添う皇室の姿勢は、アメリカの犬になりかねない法案を強引に推し進める
首相とは大きく異なるように思います。このようなところを訪問する今上陛下は、
憲法上の制約から政治的な発言ができないため、ストライクゾーンぎりぎりを
使って意思を表明しているように感じるのは私だけでしょうか。