リヨンへ

フランスとは8時間の時差がありますので、フランスの朝7時は日本の午後3時。
なわけで午前3時くらいには目が覚めてしまうのですね。なもので寝不足気味の
体調で地下鉄を乗り継ぎいざ、バリ・リヨン駅へ。

治安良くないよとの話を聞いていたのですが、テロの後であったため、構内を迷彩服の
三人組兵士が自動小銃をもって巡回していたためか、怪しい人はあまりいなかったようです。
もっとも朝だから良かったので、やはり夜は怪しいのかもしれませんね。
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上の写真を撮ったところを振り返るとレストラン・トランブルーがあります。
下から見上げるとこんな感じ。いいですか二階の方ですからね。
トランブルー・・・ブルートレインという意味ですよね。日本ではこの夏で絶滅予定。
まぁ「はなます」は来春までは残るでしょうが、いまいちブルトレという感じがしないですね。

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さて行き止まりホームなのですが、どうも発車20分まで発車番線がわからないのだそうです。
まぁ鉄道会社にとってはその方が運用楽ですからいいのでしょうが、客としては早めに
教えてよねって感じです。もっともTGVは自由席がないからそれでもあまり文句はでないのかもね。

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さてTGVに乗るのは1996以来。でもこの二階建ては初めて。日本では最高速度が遅いため
二階建て新幹線は淘汰が決定しましたが、フランスではこのドゥプレックスが幅を
利かせています。輸送力が大きいという理由もありましょうが、このステップの小ささは
魅力です。車内に入るとまず下がって一回の床面までおります。二階に行くお客は右手奥の
階段を登ります。ドアが被っているところのスペースはトイレとなっており、連接台車の
特性をうまく使って設計してあるなと感心しました。

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隣の車両への貫通路は二階部分にあり、編成のほぼ中央にはこのようなビュッフェも健在。

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これは二等車の二階席です。座席が固定されていて下手すると進行方向と逆という
マニアとしては怒髪天を衝くという席もあったりします。しかしこのあとわかるんですが、
フランスの景色は超退屈。だってずっっっっっっっっと北海道のような景色が続くんです。
「今や山中今は里🎶」というように景色が次々と変わるということはありません。
なものですから、多くのフランス人は寝てるかおしゃべりか、隣の兄ちゃんはずっと
スマホでゲームしていました。だから進行方向と逆でもあまり文句が出ないのかも。

この日は曇り時々雨という天気でしたので、遠くまで見えなかったのですが、こんな景色が
延々と続きます。私にとっとはほぼ初めての景色なので興味津々でしたが、フランス人から
すればこんな景色どこも同じ・・・って思ってるかも。事実帰りの便では少々飽きました。
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さてリヨンまでは約2時間ほど。あっという間ですね。

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同行者の関係者がリヨンにいて今日は街を案内してくださることになっています。
実は今日のTGVのチケットもその方に厚かましくもお願いしていただいたものです。
その方とお会いする前にホームでしばし撮影。この制御客車はよく見ますね。
反対側に電気機関車が付いていて今、この状態は推進運転している状態です。
こんな運転形態もヨーロッパならではですね。

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ってわけで上の列車の最後尾には、フランス名物ゲンコツ機関車がくっついてました。

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さてリヨンの街。どんな感じなのでしょうね。楽しみです。