ベース解約

3.11後から借りていた名古屋ベースを先日解約しました。
公団住宅のマルチハビテーション制度を利用した「別荘」でした。
団地を借りるという、突飛な「別荘」ライフは、実際にやってみると
良い面と悪い面の両方があるな、と感じました。

なぜ解約したのか。ひと事で言うと名古屋という街に飽きたからです。
お金という面も若干は有りますが、また別荘に行きたい、こんどはあの街を
巡ってみたいという気持ちが有れば、お金はなんとか我慢できたのですが、
もうほとんど行ったよね・・・となったので、もういいかなと思えたのです。

私は別荘で1日ノンビリ読書・・・というライフスタイルに耐えられない(笑)
ので、やはりそこを拠点としてどこに行くか?がメインの目的となる訳です。
三年半で、相当名古屋周辺のコアな場所まで行ってしまったので、もういいかな
という気がしたのです。

今日は約三年半の別荘ライフを軽く総括してみたいと思います。

メリット
これについては皆さまがご想像されるのと同じでしょう。いつでも行けるという
のは何より精神的な豊かさを与えてくれるものでした。連続した休みが出来ると、
では行ってみようかな・・・と感じられるのは実に楽しい気分でした。

当然の事ながら、毎月家賃と光熱費、駐車場代などは支払ってはいますが、
お盆や年末年始のハイシーズンの旅行でも予約を気にせず宿泊できる
のはよかったですね。そしてその度に名古屋をベースにいろいろ
日帰り旅行に行けました。

団地を別荘とすると鍵をかけるだけで後は何もしなくて良いため、
雑草の刈り取りや敷地の管理棟をしなくて良いのは助かりました。

デメリット
やはりお金ですかね。しかし私は物を購入するよりも、形に残らない
別荘ライフということに投資して良かったなとは思っています。

借りる当初あまり考えていなかったのが往復の交通費です。
新幹線で名古屋まで往復すると二万円。実はほとんど車や青春18キップで
往復しているのですが、別荘が遠隔地にあるとそこまでの往復が面倒です。
また、やはり名古屋まで片道約300kmのドライブは面倒です。
200kmくらいのところだったら良いなぁ、とは思いました。

あとは自炊と掃除です。これはダントツでホテルライフの方がベターです。
正直自炊も掃除も気にならないのですが、生ゴミが出来ときに列車で帰ると
なると、なかなか大変なものでした。

とまぁ、いろいろあるわけですが、なかなか楽しいものでした。今後同じようなことを
するかと言えば「難しい」と言わざるを得ません。暮らしてみて、名古屋は
東西南北どの方向にも行け、しかも平日であったも高速がほとんど渋滞しない
(これは大変な驚きでした)ので、どこでも行けましたが、名古屋以上に交通が
便利で、しかも東京に近い場所というのが見つからないからです。
大阪はとても魅力的な街ですが、往復の時間と交通費を考えると難しいですね。

そういった意味で織田も豊臣も、そして徳川も名古屋に目をつけた理由が
よく分かりました。

さてでは借りていた部屋をご覧に入れましょう。
建物自体は1970年にたてられたものですが、水回りは更新されています。
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お風呂もこんな感じ。湯船は小さいサイズですが、給湯器は最新のものです。

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気に入っていたのはこのリビングルーム。二面が窓なので明るい部屋です。
ただ、サッシが古くすきま風や音はイマイチでしたね。賃貸なので無理でしょうが、
最新のサッシにすればかなり静かになるのでは?と思いました。壁や天井も厚いので
隣家や階上の音はあまり気になりませんでした。

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この右側の窓から夜外を見るとこんな感じで名古屋の街が浮かび上がります。
この景色に惹かれて契約したって面も否定できませんね。

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さて、今後は名古屋しばりがなくなりましたから、自由気ままに旅をしようかと思います。
やはり新幹線開業前にもう一度北陸に行っておこうかな。あと石巻線もいいよね。
あれれ、仙台の公団住宅もマルチハビテーション制度が有るって・・・?