陸前高田 その2

陸前高田で奇跡の一本松を見た後、高田市街地「跡」を一周しました。
途中にはこんな「廃線跡」が。朽ち果てた廃線跡は何回もみてきましたが、
なんとも・・・柵の向こうにはただの原っぱになっている・・・。

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町の北側はこんな感じ。左側の崖に「ここまで盛土します」という看板があります。

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いったい何時になったら盛土工事が終わって、その上に町が出来るのだろう?
繰り返すけれど、その盛土の上に人々は住んでくれるのだろうか?経済的に
自立できる町が出来るのだろうか?

さて町の西側を走っていると「旧」市街地に入れる道がありました。特に柵も
なかったので車で入ってみるとカーナビから悲しいアナウンスが・・・。
次の交差点を・・・と言うのけれど交差点には当然信号などはなく、
カーナビの画面には銀行やお店、そしてガソリンスタンドが表示されているが
当然建物はまったくない・・・。そしてしばらく進むと駅があるとの表示。
それに従って車を走らせると、あっホームが・・・。

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あっここが駅前広場だったんだ・・・。

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SF映画のような光景が広がっており、なんとも・・・。私はこの町に来たことが
なかったですが、同行者の中には震災前のこの町をよく知っている方もいて、その方の
悲しみ、嘆きようは相当なものでした。私も震災後の6月に田老に行きましたが、
知っている町の破壊された姿は、例えようがないほど寂しい気持ちがしました。

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ああ、ここが入口で、あそこが窓口で、改札口はあそこら辺にあったのだろうな。
ここが新しい町をつくるとはいえ、土砂の下に埋まる。う~ん・・・。

次に綾里に向いました。駅に着くと偶然にも列車が来るとわかりました。
跨線橋から一枚。
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反対側はこんな感じ。交換してすぐに発車して行きました。

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綾里湾の南の湾(名前を失念)。美しいですね。そしてリアス海岸ってやっぱり
浪穏やかな良港ですよね。水深も深いですし。

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この後われわれは津波伝承館でかもめの卵の社長さんから津波などの話を伺いました。
途中、こんな防潮堤の工事を見かけました。これは海から見たものですが、
陸からだとこの防潮堤によって海をまったくみることが出来ず、それもなぁ・・・
と感じました。

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この後他のメンバーは帰京。私はもう一泊し、この翌日は列車とバスの旅をいたしました。
その報告はまた後日。