四日市 その1

木曽御嶽山の噴火は衝撃的でした。

数日前に山頂直下で地震があったことは知っていましたが、
それこそ山頂直下の地震なんて、火山ではそんなに珍しいことでは
ありませんでしたので、まったく想定外でした。

今回の噴火が衝撃的だった理由を以下にしめします。

一つ目は地震と違い、火山噴火は地表面で起きる現象であるため、
傾斜計や火山性微動などの地震データの変化から、ある程度は
噴火の予知ができるのではないかという淡い期待が完全に踏みにじられたこと。

二つ目は、正直噴火の規模はたいしたものではなかったですが、
好天の紅葉シーズンの山頂でお昼を食べようと人がたくさん集まった時間という
最悪のタイミングで噴火が起こったこと。
山を愛する人々が噴石にあたって即死(と思います)するとは何ともやりきれません。

九州の川内原発は、噴火の予知は出来るという前提で再稼動する方向ですが、
噴火予知ができないことは、今回が証明しました。まぁ政府・与党は例え
どんなデータを突き出されようが、再稼動するのでしょう。国民もなめられたものです。
私は原発の再可動には反対です。
ただ今後の研究という為であれば再考の余地有りです。

さて先日の四日市の報告です。
この日は二時半に起きて三時前に出発、新東名で仮眠をとりながらもゆっくり
走って四日市には午前九時過ぎに到着しました。

そこで今まで撮影したことがなかった昭和シェル石油専用線に行ってみました。
駐車違反にならない道路に車をとめてカーゴルームからビアンキフレッタをおろし、
列車を追いかけました。

近鉄の塩浜駅近くのこの専用線、以前より警報機も遮断機もない踏切の存在を
知っており、そこをガソリンや灯油を満載したタンク列車が通るのを見たいなぁ・・・
と思っていたのです。

製油所から石油を積んだタキを牽いて機関車が踏切に接近してきます。
カーブミラーに写っているのは私です!!

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とっさに後ろに下がり、警報機も遮断機もない踏切をこんな感じで。

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誘導員が張り付いて交通を遮断しているのですが、なかなか大胆な踏切でしょ?
そこを通るのが危険物ですからね。トラックが突っ込んだらどうなるの?
まぁその程度の衝突安全性は担保されているとは思いますが・・・。

塩浜駅に着くと積車のタキを開放し、奥に見えるDD51が牽引して来た空車のタキに連結します。
これは機関車の入換えしているところ。先ほどの場所からここまではビアンキフレッタの
機動力が発揮されています。高かったけど投資したかいがありました!!

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さて空タキの前に連結、おっと奥の近鉄線には凄い電車が!!でも今日はタンクの追っかけ!!

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再び自転車にまたがり、大通りとの踏切(ここも交通信号の赤表示だけで警報機・遮断機
はナシです。)でこんな一枚を。背合重連なんてかわいい姿ですね。

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この後は夕方まで四日市で貨物を追いかけました。もちろんフレッタが大活躍しましたが、
自転車の写真など撮ってる精神的なゆとりがありませんでしたので、この後も貨物の
写真だけです。

さきほど製油所から引き出されたタンク車はDD51に牽引され出発しました。
ここには平日の午前中にも関わらず私以外にもお二人いらっしゃいました。
好きですねぇ~(あっ俺もか・笑)

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この後はまたの機会に、相当撮ったのであと二~三回は続くかもしれません。