諏訪湖経由木曽路行き

久しぶりに連休をとりました。というか連休をとるため相当努力し、
なんとか月・火とお休みをとりました。

平日ですのでETC割引は基本ないし・・・では新幹線で名古屋に行こうかな?
とか思っていましたが、駅まで歩いていくのがかったるいというダルダルな理由で
車で行く事に決定!!トランクにビアンキ・フレッタを積んでとりあえず出発!!
塩尻まで行って中央西線に沿って南下しようかと思っていましたが、
腹が減ったので諏訪インターで降りてまずは人間に牛めしを「給油」。

さて塩尻まで行こうかと考えてふと、そうだ今日は自転車を積んでるんだよな。
諏訪湖を一周しても高低差はないし!!と考え、某公共施設の駐車場に車を停め、
諏訪湖サイクリングを開始!!

平坦路ですし、風もなく、日差しも心地よく、最高のポタリング日和。

イメージ 1

後ろに写っているのは、名前は忘れましたが、漁のための網(見りゃわかりますね・・・)。
湖はほぼ一周このような舗装路が整備されていて後述する一点以外は良きサイクリング
コースでした。このサイクリング、貴重品であるカメラは持っていましたが、鉄関係は
まったく期待していませんでした。が、次々とお宝が表れるのでした。まずはコレ。

イメージ 2

諏訪湖の水門工事で活躍した戦前のディーゼルカーです。ガラス越しに運転台を
除いてみると、おおっ、この方式は!!

ちょっと分かりづらいですが、正面奥にエンジンがあり、正面の円盤はそのエンジンの回転を
受けるもの。それを画面右端の車輪で受け、それが左端のチェーンを駆動させ、車輪を
回転させるというシステム。これ、クラッチがなかった時代(これもある種のクラッチ
なんだろうけれど)のシステムだったと思います。銚子のしょうゆ工場に保存されている
機関車にもこれと同じシステムがありました。

イメージ 3

これで結構お腹いっぱいになりましたが、次はもっと驚く機関車が!!
とはいえ、遠くから見た時には「なんだD51か」と思ったのも正直なところ。
ところが近づいて煙突を見ると!!

イメージ 4

ギっ・・・ギースルエジェクターではないか!!
うわぁ、これを装備している機関車が保存されているんだ!!初めてみるぞ!!と大興奮。

そのギースルエジェクターとは、まぁ言うなれば誘導排煙装置で、これを装備すると
石炭の消費量が節約できるというものです。やや扁平な煙突がそのしるし。

イメージ 5

さてサイクリングは快調。すてきな発見もあってご機嫌!!
諏訪湖越に富士山も見えます。こちらが少し標高近いところにいますので、
東京からみるのとまた少し違った感じで見えるのが面白いですね。

イメージ 6

さて時計回りで回っているのでそろそろ温泉街です。ところがこのエリアに入って来ると
湖を眺めて走る事ができる周回路には「自転車は降りて通ってくれ」との旨が掲示され、
眺望の悪い一般道に誘導させられます。おそらく観光客との接触事故がきっかけで
このような措置になったのでしょうが、湖を周回するのに湖が見えない道路を走る気には
到底なれません。サイクリングロードとしては極めてよいコースなので、
何とかならないものかと切に感じました。

さて、そんな不満を持ちながら寂しい気持ちで走っているとまたしてもD51が。
正直「またか・・・」という気持ちもありましたが、これまた近づくと・・・

イメージ 7

門鉄デフ?いや長工デフ装備機ではありませんか!!
こちらの公式側のロッドもちゃんと下に下がっていますし、保存状態も極めて良好です。
しかもこの画面左下にはこんなものが・・・
集煙装置をこんなに間近で見るのは初めてです。案外簡素な装置なのですね。

イメージ 8

いやぁいいものをたくさん見られました。
1時間半かけて16kmをゆっくり走って、さて、それでは塩尻に出て、
国道19号を南下するとしましょう。

南木曽付近で貨物を撮ろうとしましたが、どうやら運休・・・。
その次の列車を坂下付近で撮ろうと思い現地に着くや、列車の音が!!
急いでカメラを構えて撮ったのが以下の作品。邪魔なものが写っていたので、
トリミング済みです。

イメージ 9

まぁ撮れたから良しとしましょう。
ちょっとガッカリした気分を抱えたまま、ベースに向いました。