南紀2号

紀伊半島は実に山深いとは、地図を見て知ってはいましたが、金屋口駅跡から、
和歌山電鉄の貴志駅までの道は結構な峠道でした。

さて雨の中、貴志駅に着いてみると観光客でいっぱい。それが雨なので駅舎の中に
入っているものですから、そこそこの混雑。しかも驚いた事におよそ半分が
中国からの観光客。KIXのタグが着いたスーツケースを持っているカップルもいて、
もしかして関空から直行?しかも女性のスーツケースまで男性が運んでいたりしてる
ところから勝手に推察すると、女性が「タマ駅長に会いたい」って言うから
男は渋々着いて来たのか?それとも中国ではすでにこの和歌山電鉄は有名な観光地
になっているのだろうか?などと考えているとこんな張り紙が。
なるほど、外国人観光客にも多いのですね。

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正統派のマニアとして、ネコを駅長にすると聞いた時は「けっ!!」と正直思いましたが、
それは誤りでしたね。雨にも関わらずこの観光客の数を見ると、その戦略は大成功
なのですから。はっきり言って沿線に何も有名観光地もないただの地方路線に
外国人が多数来訪するのは一匹のネコ。その「おネコ様」がこちら。

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その本物がこちら。ガラスケースの中にいらっしゃいました。

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ただのネコです。でもこれでもってこれだけの人を集め、関連グッズの売上げも相当に
なるのでしょうから、いやはやスゴいなと思いました。

次に来た電車が、内装が普通の電車でしたので1本見送って・・・。

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1本待って、次の「いちご電車」で帰りました。電車はいいのですが、路盤がねぇ・・・。
結構揺れました。できれば軌道の整備をお願いしたいところです。もっともこの後
紀州鉄道でさらに激しい揺れを体験し、その後の紀州鉱山のトロッコは超絶の揺れを
経験する事になるのですが・・・

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この後は、和歌山ラーメンを食べて宿に入りました。