三年過ぎて

東日本大震災から三年が過ぎました。

自然地理学を学んだ者として、生きている間に遭遇するとは確率的にない
と思っていたM9クラスの地震に遭遇したことは大変な恐怖でした。

また、原発事故でも更なる原子炉の破壊による広域の放射能汚染や使用済み核燃料の
冷却が停まる事による放射能汚染等も予測していたため
(そんな事当時は報道していませんでしたよね?)
三年前の私は自然災害と放射能汚染という二つの脅威に追いまくられ、
人生最大の危機だと感じていました。

M9クラスの地震の後では火山が噴火している事実や、地震動によって発泡性の高い
マグマが揺さぶられ、火山噴火にも警戒していたため、3月15日の富士山マグマだまり
での地震をきっかけに私が名古屋ペースを借りた事はこのブログでも書いてきた通りです。

幸い、生活の拠点を名古屋に移す事もなく、現在長期休み中の別荘、あるいは
趣味活動のベースとしての機能を果たしているのはご存知の通り。

さらには巨大地震後に日本列島にかかる応力が著しく変化したため、連動地震など
更なる大地震の発生も懸念していました。

この三年間に巨大地震も火山の噴火も起こらず、本当に良かった。

今後はどうなるか分かりませんが、日本列島への応力は地震後かわらない訳ですから
地震への警戒は続けて行くべきだと思っています。火山は十和田湖地震
先日の草津白根山での地震の増加など、嫌な兆候はありましたが、
今のところ問題なしのようですが、自然の事ですから先についてはわかりません。

とはいえ私たちにとって3年間は長くもありますが、40数億歳の地球からしてみれば
ほんの一瞬の事。備えられることは備えていきたいと考えています。