OKINAWA PART2

先週末は「お客様」と共に沖縄に延泊したため、45年ぶりの大雪を経験できませんでした。
後日出勤し、私が「投票できなかったのも悔しいけれど、45年ぶりの大雪を経験
できなかったのも悔やまれるな」と話したところ、お客様から「45年ぶりだから、次回の
大雪は、shibachiri777さんの歳だと厳しいですね」とのお言葉を賜りました。
くっそう長生きしてやる!!と奮起しましたが、その次週また記録的な大雪とは!!

昨日の土曜日は仕事も急遽なしになり、午後の講演もキャンセル。
急遽暇になりましたので、昨日は雨が上がってから1日中雪かきをしました。
その結果、今日は筋肉痛であります。

さて沖縄二日目、私は浜比嘉島に行くお客様に同行しました。
現地についてからは島内自由行動でしたので、御嶽(うたき)を巡ってみました。

これは比嘉集落にあるアマミチューの墓。
琉球石灰岩のゴツゴツした岩は、昨日見学した「ガマ」でも見てきましたが、
ここは信仰の場ですので、なんとなく見学するのも気が楽な気がしました。
国際通りの喧噪を離れ、観光客がほとんどいない島の静かな御嶽に佇むと
陳腐な言葉ですが、心が洗われる気がします。

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浜比嘉島は浜集落と比嘉集落からなる島です。沖縄本島と橋でつながっている為
観光客もそこそこ多いものの、静かな雰囲気は残されています。
私はこんな何気ない、沖縄の風景が大好きです。実にのんびりした気分になれました。

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この後はアマミチューと対の神様であるシルミチュー霊場に向かしました。
「わ」ナンバーの車が次々と抜かして行きますが、私は徒歩。時折降りしきる雨には
多少難儀しましたが、風を感じながらゆったり歩く旅は、実に贅沢です。

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ここに靴が2人分あるのがお分かりいただけるでしょう。察するにご夫妻の方がいらしており、
鍵を開けて中に入って行きました。私が興味深そうに中を覗き込んでいると、
聖なる場所ですからカメラはダメですが、よろしければ私たちは祈っていますので
中にどうぞ、とのことで中に入れていただきました。

その時のご夫妻の祈りのスタイルは実に敬虔なもので、沖縄の人々と信仰との関係を
かいま見た気がしました。この事は、この旅で一番印象的なことでした。

清らかな気分になった後は製塩所を抜けて島の最南端の砂浜に行ってみました。

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地形図から景色を想像し、飛行機の中からも見えたこの海岸に立つ事が出来てとても
感激しました。晴れていれば海の色がきれいだったのでしょうが、まぁ良しとしましょう。

来た道を戻り、事前情報では知りえなかったコミュニティーバスの時刻を見てみると、
今回歩いて行けそうもない平安座島伊計島まで行けそうですので、バスを待つ事に
しました。案の定やってきたのはマイクロバス。

乗り込むとお客は私以外おじいが1人、おばあが2人、バスの車内にはラジオ放送が流れて
いるなどカジュアルな雰囲気。車内の詳細な路線図と時刻表を眺めて、一旦伊計島
終点まで行って、そのまま5分後に折り返すバスに乗って、また浜比嘉島に戻ろうと
プランをたてました。

このバス、小さな集落を結んで走るものですからこんな道にもマイクロバスが入るので
バスマニアとしては大興奮!!ひゃー曲がれるの?って感じ。

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途中、平安座島石油備蓄基地の近くも通ります。

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途中ビールを飲んでるおじいが1人乗ってきました。どうやら前回の乗車時に運賃を
持っていなかったようで、この日は2回分を払ってましたが、かなり足もとが危ない
感じで、ちょっと・・・という感じでありました。

さてまた浜比嘉島にもどったところで、近代的な建物で仮営業中の古民家食堂?
でランチをいただきました。こんな感じの野菜中心のヘルシーなメニューでした。
野菜嫌いの私としてはイマイチ・・・なものですが、これが美味いのなんの!!
今回の沖縄旅行中ベストな食事でありました。
(普段の食事はお客様に合わせて唐揚げ、ハンバーグ、パスタがメインですので・・・)

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浜比嘉島はいいところです。
でも、橋が出来てからでしょうか、こんな立派な学校もすでに廃校となってしまっています。

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でもこの近くには残念なものもありました。まぁ「良い子」だけが住む島などないとは
知っていますが、ちょっぴり残念です。一流の観光地を目指すのであるならば、
これはなんとかすべきでしょうね。

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この自転車、近年あまり見ないハンドルのスタイルですね(笑)。
この横の建物は車のバンパーやブラウン管のテレビなどの「保管場」となっていました。

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と、ちょっと島のイメージが損なわれましたが、この後すばらしい御嶽を発見し、
すっかりその雰囲気に心を奪われてしまいました。

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いいでしょ?この雰囲気。暗くて不気味。これが正しい御嶽だと思っています。
このあとは迎えにきた観光バスで本部半島の宿に向いました。