謹賀新年

みなさま、あけましておめでとうございます。

年末に18キップを使って行った旅行の報告をいたします。

名古屋圏の郊外は地価が安い為かコインパーキングの金額が安く、駅前にあっても
たいていは1日の料金が700円程度となっています。そこで美濃太田駅まで
車で行って午前5時発の始発に乗って富山まで出て、それから高山線で戻ってくるか、
JRのうちにもう一度北陸本線に乗って米原経由で名古屋に戻ろうかとも考えましたが、
雪が降るかもしれませんし、路面凍結も考えられるな、と考えたため、おとなしく
高蔵寺から旅を始める事としました。

多治見に着くと太多線が入線してきました。残念ながらキハ40系ではありませんでした。
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キハ11は外観はあまり好みではないのですが、乗っている分にはボックスシートですし、
エンジンはパワフルそのもので、心地よくあっと言う間に美濃太田へ。
美濃川合近くに留置されていた車両群はほとんどなくなっていました。
解体されてしまったのでしょうか?

美濃太田からは下呂行きに乗り込みます。朝8時台の列車ですので、思惑通り
乗客は少なく、ワンマン運転時には乗降に不便な2両目は我々を含めて
乗客は5人でありました。
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川口駅北方の鷲原信号所にて。高山線にはこの他にも結構信号所が多く、楽しいところでした。
高山方面から来る列車には雪が着いていますね。武豊線の味気ない気動車が本格投入される前に、
一度腰を据えて撮る必要がありそうですね。
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さて、下呂に着きました。冬休みの観光シーズンですので、折り返しの列車の混雑が
予想されます。ですので、駅を出て飛騨川の橋まで行って春に泊まったホテルを
眺めるや土産物屋にも立ち寄らず駅に戻りました。するとタイミング良く「美濃太田
行き改札を行います」とのことでしたので、すぐに入場して良い席をゲット。
席を確保してから反対側のホームに行き、編成写真を撮りました。

当初はこのJR東海色が嫌いでしたが、案外いいかも。
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さてこの日は高山線沿線も小雪がちらついていました。レーダーで見ると関ヶ原では激しく
雪が降っているようです。そんなわけで、名古屋からの「ひだ」が遅れ、白川口にようやく
到着というのが、以下の写真。帰省ラッシュなので指定席は満席だな・・・と見ていたら
自由席は唖然・・・という混み具合。ちなみに次の下呂行きの普通列車も立ち客が出るほど
でしたが、次の「ひだ」はそれほど混雑しておりませんでした。

白川口というと「飛騨川バス転落事故」を思い出します。
ウィキペディアの記事ですが、当時の白川口の駅長は経験の無いような豪雨だったため
列車を駅長の権限で発車させず、事故を未然に防いだとのことです。
今、この穏やかな山間の駅からは想像できませんが、そんな事があったのです。

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美濃太田からは岐阜に出て、昼食を食べた跡、電化工事が進んでいる武豊線に乗りに行きました。
乗りつぶしが主目的でしたが、終点の武豊駅付近にはいろいろな廃線跡があり、
その中で、趣味界諸先輩方のブログで知った日本油脂専用線跡を訪ねてみました。

どうです、この架線柱!!
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この反対側はこんな感じで道床が舗装されています。なぜ電線が撤去されないのか?
そして得てしてこのような廃線跡は開発されるか遊歩道化されるのですが、
「どうして昔の軌道の跡を残しているんだろうね?」とジュニアに何気なく語りかけると
「架線柱にはまだ電線があったから、その為なのでは?」と鋭い返答が。
今こうして改めて上の写真を見てみると、左の架線柱の上部には電線があることが
わかります。現在の「日油株式会社」のウェブサイトを見ると、現在でも
武豊付近には日油株式会社の武豊工場が複数存在し、その工場相互間の電線が
今でもあるのではないか?と勝手に推察しました。

日油株式会社ウェブサイトの地図を(勝手に)転載します。
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さて、先ほどと反対側の場所はこんな感じになっています。

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このまま廃線跡を追いかけたかったのですが、さきほど大府駅でホキ1000が停まっていたので
今日は正月前の日曜日ですが、きっと火力発電所も高炉も稼働中でしょうから運転するので
しょう。その列車を撮影する為にはもう戻らなければなりません。

武豊駅ではキハ25を撮影。パンタがないと様になりませんね。
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大府には衣浦臨海鉄道ディーゼル機関車が停まっていました。そしてこの右方にはEF66
連結されたホキ1000が!!では以前も撮影した共和駅に行ってみましょう。

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共和駅付近のこのポイントは以前も来ましたが、その時は多くのファンで賑わっていましたが、
今日は我々のみ。冬季らしい日没前の斜光を浴びてEF66がやってきました。美しいですね。
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廃線跡も探り当て、最後はEF66の0番台の列車も撮れたし、満足してベースへと帰りました。