流麗な東山線 その2

さて、レトロでんしゃ館のつづきです。

当時はそのデザインを嫌っていた東山線の100形です。
高校1年の冬、東山ユースホステルまでの往復時に乗っています。
(厳密に言うと100形じゃないかもしれませんが、まぁまぁ)
今改めて見てみると車体が銀座線のように小さいのだな。そのせいか
網棚がなく、蛍光灯が車端部についていることに気づきました。
そうそう、扉も両開きではなく、片開きですね。
そしてマニアの方には先刻承知の事でしょうが、建築限界の小さな地下を走行するため
下段の窓は安全対策として少ししか開かないようになっています。
(だからいざという時は正面の貫通扉から避難できるようになっているわけ)
イメージ 1

さて、外を見てみましょう。実はこの時正面の顔を撮影し損ねました。まぁ正直100形の
顔は好きじゃないんですね。そのためこの100形を嫌ってきたのですが、サイドビューを
見て、その評価が適切でなかった事に気づかされました。

イメージ 2

ボディーマウント方式の車体だったのですね!!床下機器の点検用に横には点検扉がありますが、
検修陣には不評だったことでしょう。「こんな不便なものはやめてくれ」といった組合からの
要求もきっとあったのではないか?と勝手な想像をしておりました。

台車についている赤い「靴」は「集電シュー」。子どもの頃、シューが靴であるという事を
知らず、集電という意味はわかったものの、「シュー」という意味が分からず、
第三軌条とこすれて「シュー」という音がでるからかな?(笑)と考えていました。

何でも検索すればある程度の答えが出てしまうIT時代には考えられないおバカな発想
ですが、それだけにシューって靴の事だったんだ!!と分かった時の感激は忘れられません。

さて赤池はまた来るとして、今日のメインは乗りつぶし赤池から上小田井まで行きました。
この電車、正面窓のプチ・パノラミックウインドウ?が大好きです。
イメージ 3

それから名古屋港に行き、ちょっとだけ港を散策し、こんな船を眺めました。

イメージ 4

名古屋港からは大曽根行きに乗り、いつでも乗れるわい、と考え今まで乗った事のなかった
ガイドウェイバスに乗って高蔵寺に行きました。その大曽根のターミナルはこんな感じ。

イメージ 5

バスはこんなかんじ。前後の車輪付近にガイド用の小さな車輪があるのが分かるかな?
ちょっと暗くてわかりづらいですけれど・・・。

イメージ 6

ガイドウェイバスは50km/hオーバーのスピードで進み、当然の事ながら渋滞もなく
スムーズなのですが、これだけの高架線を建設するだけの対費用効果はあるのかな?
とも思いました。これだったらバス専用の高架線としたほうが一般のバスも通れますし、
もし何ならタクシーも可とすれば良いと思いました。もっともバスとタクシーの利権の違いや
監督官庁の違いに伴う補助金云々で難しい事はわかりますが・・・。

名古屋には基幹バスというのもあり、それも乗ってみたいと思っているのですが、
今回は時間がなくパスしました。建設後あっと言う間に廃止になってしまった
桃花台ニュータウンピーチライナーといい、名古屋圏にはいろいろと面白い
乗り物がたくさんありますよね。