紅葉と秘境駅 その2

為栗駅のホームから先ほど歩いてきた吊り橋をのぞみます。何も無いでしょ?
でも駅前の道は舗装されていますよね。田本はもっと凄いんです。

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国土地理院の地形図を見ると、田本駅に通じる道は点線のマークのみ、
つまり徒歩道ということ。為栗駅は吊り橋の車止めを外せば軽自動車くらいは
通れそうですし、駅前には舗装道路がありましたが、田本駅前には自動車が通れる道は皆無。

河岸段丘(といっていいのかなぁ?)の上から標高差約200mを降りて向うという
手もありましたが、帰りが上りですので却下。そこで天竜川の対岸からアプローチ
する事にしました。その天竜川にかかる吊り橋の上から下流方向を写したのが
下の写真。段丘の上に集落が見えますよね。

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むむ、何かが動きました。なんと野猿です。襲われたらやだなぁ・・・とは思いましたが、
その恐怖より駅への好奇心が勝りました。

対岸にわたると谷を越える比較的小さい吊り橋がありました。昭和39年製ということは
それ以前は河原まで降りて、谷川を渡っていたのでしょうか?それともこの場所に
古い吊り橋があったのでしょうか?

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吊り橋を渡ると線路の走っている高さまで上って行きます。急崖の下には天竜川が
みえます。結構な高さだなぁ・・・と思っていると柵が付き始めました。
その途中にあった看板がこれです。ですが、どう見てもハイキングコースって感じですよね。
駅から250mという事は不動産屋的な表現では駅から徒歩3分の地点ということ。

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駅前からの道は、駅南のトンネルの上を通るとすぐこの地点にでます。
この道しか無いんですね。本当に凄い駅です。右は私が歩いてきた天竜川の吊り橋への道。
左は駅の上にある集落への道。この道は街灯もありませんし、今使っている人いるのかな?
調べてみたところ田本駅の平均乗降客数・・・2名。ちなみに為栗駅は4名でした。

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さてしばらくすると列車がやってきました。駅からの唯一の道はトンネルの上を通ります。
そこからの撮影です。田本駅の写真というと必ずこのアングルですよね。

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しばらくすると特急が通過します。ホームと反対側に撮影できる場所があったので、
そこから撮影しました。

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いやぁ、楽しい訪問でした。まだお昼過ぎでしたので、日没まで時間があります。
この後は根羽村とかを通ってベースに向いました。