明智町の印象

先週の連休1日目のお話。
前回はその午後のサイクリングのお話しを先にしましたが、その前に私は
明智鉄道を全線往復したあと明智町を散策しました。失礼ながらあまり有名な
観光地ではありませんし、さほど期待せずに散策を始めたのですが、二つの
お宝を発見し、楽しい散策となりました。

明智町はその古い街並を大正村として売り出しており、なるほどこのような
大正チックな建物などが公開されていましたが、この建物。確か建築は
明治だったような・・・。

イメージ 1

さてメインストリートに出てみると、完璧な街並保存は出来ておらず、現代的な建物に
改築されてしまったものも多かったのですが、ところどころに昔ながらの建物が
ありました。

イメージ 2

いつも思う事ですが、私のような通りすがりの観光客は古い建物を好みますが、
そこで生活をされている方はいろいろと苦労もあろうかと思います。
右の建物は昔の郵便局だったかな?内部は無料公開されていて、かつて使われていた
電話交換機まどが展示されていました。

イメージ 3

こんな趣き深い旅館もありました。私はこのような伝統的な旅館に泊まった事は無いんです。
雰囲気は寅さんの映画で知るだけなのですが、そろそろ意識してこういう宿を選ぶのも
いいのかな?と思います。

イメージ 4

さてこの割烹旅館。実にいい味を出しています。二つの街道が交差する地点の近くですから、
かつては相当にぎわった事でしょう。この一階に「アミー」なる店を発見。
私の大好物である「ハヤシライス」があるらしいので入ろうかと近づくと・・・。

イメージ 5

う~ん実に怪しい(笑)。何とも言えぬ妖気を漂わせている。ドアに近づき、
中を除いてみると、更なる妖気が(笑)・・・。

イメージ 6

なんともレトロな雰囲気に完全にノックアウト。上に掲げられている怪しげな
エジプトの画がその雰囲気を盛り上げています。この扉を開けてハヤシライスを
食そうかとも思ったのですが、私にはどうもこの扉が重く、今回はパスしてしまいました。
しかし、やはり勇気をだしてこの扉を開けるべきであったと、今、静かに反省しております。

さて、もう1つのお宝はこの公道(私道かもしれないけれど)にかかった渡り廊下。
あまりにも良い雰囲気だったので、白黒で撮ってみました。

イメージ 7

そしてこの渡り廊下の反対側に行ってみると、この路地の名前が
かけられているではありませんか。「うかれ横丁」。なんとも素晴しい名前。
街道の交差点の近くです。昔は浮かれるような店が多数有り、さぞ賑わっていた
のでしょう。

イメージ 8

この横丁の名前がすっかり気に入り、このあと普通の店でハヤシライスを食べて
サイクリングに向いました。