コンバインは偉大なり!

3連休は遊びほうけておりました。
その罪滅ぼしにどんな風に遊んでいたのかをご報告致します。

連休初日は長野県高遠町に行ってきました。5~6年前からこちらの農業法人の米を
買っていて、その収穫体験があるというのです。中央道の渋滞予測では午前六時には
既に渋滞するという恐るべき情報がありましたので、午前五時前に出発し中央道には
五時半過ぎにはいりましたが、それでも上野原付近でプチ渋滞が・・・。

さて諏訪大社万治の石仏などを参拝してから杖突峠を登って高遠入りしました。
お天気がいいのは良いのですが、やや暑いくらいで稲刈りをちょっとだけ体験。
どうもぎっくり腰以来、稲刈りの姿勢は厳しいためそうですね。せいぜい刈ったのは
30株程度(笑)でありました。

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こんな感じで皆さん、楽しく稲刈りを体験しておりますが、まぁこれだけの人間が取りかかっても
なかなか稲刈りは終わりません。実にしんどい作業でした。さて、そろそろお昼の時間です。
農業法人のコンバインのエンジンがかかりました。残ったところを刈り取る為です。

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コンバイン自体は珍しくありませんし、動く姿はニュースなどの映像でみているのですが、
自分で稲刈りを実際にやったあとですと、いかに機械が凄いのかということを体感できます。

このとき私の頭に浮かんだのは「鉄麦家と老麦家」という言葉。
中国でコンバインを使って麦の収穫を請け負う「鉄麦家(てつまいか)」と昔ながらの
鎌だけで麦の収穫を請け負う「老麦家(ろうまいか)」を追ったNHKの番組で
知った言葉です。この番組の内容についてはこちらのブログがベストです。

あと、もう1つ実感した事があります。それがこの写真。

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収穫時に落ちてしまった「落ち穂」です。
私は長らくミレーのあの作品を「落ち葉拾い」と勘違いしていて、風流だな(笑)と
思っていましたが、「落ち穂拾い」なのですね。しかしここでも、「ああ収穫のようすを
描いたものなのだな」としか理解していませんでした。

この事はどこで得た知識なのかは忘れてしまいましたが、欧州では(厳格にはわかりません)
収穫時にこぼれた「落ち穂」はきちんと拾ってはならず、それは地域の貧農や寡婦
取り分とされていたというのです。つまりはセーフティーネットであったわけですね。

さてこの後、家族は東京に戻り、私は鉄道の日記念の乗り放題キップを購入し、
塩尻からナイスホリデー木曽路号で名古屋入りしました。
昼間の走行ですので、木曽路を眺めるにはベストの列車でしたが、深くにも結構な区間
寝てしまい、景色を眺める事が出来ませんでした。

マニアは車中も寝られないのです。厳しい鉄「道」なのであります。