伊那谷詣

連休中日の日曜日は早起きして伊那谷に向いました。
ここの景色はどうなっているのかな?というのが気になったのです。
それはここ。七久保駅から高遠原方面に少し歩いたところです。

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撮影したのは1983年の3月ですから、ちょうど30年前のことになります。
どうという景色ではないのでしょうが、今でも釣り掛け音を響かせて坂を登って来る
電車の音が聞こえてくるように気がする風景なのです。七久保駅付近は大学時代、
伊那谷現地研究で河岸段丘の地形調査で来ていますので、来た事はあるのですが、
撮影はしていません。ですから、このアングルで久しぶりに撮影したいなと思ったのです。

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手前左手のブドウ棚?がなくなったものの、背景のビニールハウス(温室かな?)は
そのまま残り、季節の事を差し引いても緑が増えている事がわかります。
電車もすっかり新型電車になりましたが、今の基準からすれば直流モーターの
界磁添加励磁制御の電車は「旧型」なのかもしれませんね。

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このアングルですと、1983年の時は見えていた中央高速が見えません。やはり
30年経って木々が生長したのだと思います。

ここでは当時登場したての、当時の敵、119系も撮影しています。

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この電車ももう廃車なんですから、私も歳をとる訳です・・・。

さて、この場所でカメラをパンすると、木曽駒ヶ岳を眺める事が出来ます。
何中の岩が露出しているところは、氷河によって削られたカールという地形。
いつか行ってみたいところです。
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次の列車は場所を変えて、手前に稲穂が写るところに移動してみました。
あれ、昔は画面のこの右に、デンカセメントのタンク?があったよなぁ・・・
と思ってポジを探してみると・・・
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セメントじゃなかったですね。セメントは列車のほうで、日本石油のタンクでした。
懐かしいですね、このマーク。でもなんとなく不気味なマークですよね。

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他にもこんなアングルで撮ってみました。
119系がなくなったのはまぁ嫌と言えば嫌ですが、この国鉄っぽい顔と
湘南色で二扉の電車は、案外飯田線に似合っている気もします。
どうせならスカ色で塗ってしまってクモハ52っぽくしてみたらどうかな?
Nゲージを買ってきて自分で塗ってみようかな・・・。

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この後、ダメもとで田切に向って車を走らせました。流れに乗って普通に走りましたが
通過3分前に到着。こんな感じでまとめました。とんぼがとても多く、この前のカット
では画面に大きくとんぼが入ってしまい台無し・・・。この写真も左上の山の上に
とんぼが写っています。

やっぱり二扉のこの電車。いいなぁ・・・。横須賀色に塗りたくなってきました。

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この後明治亭でソースカツ丼のお弁当を買って、伊那松島に行きましたが、金網だらけ
でまったく良い写真が撮れず・・・。

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何かこのまま帰るのもなぁ・・・と思って3月にミニエコーを撮りに行った小野駅まで
車を走らせ、そのとき撮ったのと逆の地点からこんな感じで撮影しました。

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これでようやく満足し、塩尻インターから帰京致しました。
自宅に帰ってから明治亭のカツを食べましたが、さめても柔らかく、
おいしくいただきました。