交通博物館 その2
久しぶりの韓国報告です。
明洞から電車を乗り継いでやって来たソウル近郊、義王駅付近の交通博物館です。
窓が少ない客車があったので、荷物車?と思って乗り込んでみると・・・「スヌ」
でした。この機械は蒸気発生装置。日本ではこの装置をより小型化し、電気機関車や
暖房装置を艤装する空間スペースがなく、暖房車が必要とされたのでしょう。
はて、でも韓国は今も客車列車が健在という事は・・・そっか電源車があればいいのか。
交通博物館から撮ったこの列車も機関車の後ろに電源車がついていますね。
ナローの蒸気というと、タンク機関車というイメージなのですが、ナローゲージで
炭水車がついた機関車って、日本ではなかったですよね?
展示解説版を写してこなかったのですが、蒸気溜、砂箱が四角いのは戦時型?
う~ん気になります。
これは屋根の下で保存されているナローの客車。左は上で紹介した暖房車。
日本製の3軸ボギーを掃はいた客車も保存されていました。床下にあやしい機器と
側面に排熱用の?スリットがあったので、冷房化されていたのでは?と推察。
上の客車とは別の車両のもの(だったかな?)の床下についていた車軸発電機。
韓国はそんなに雪がないからなのでしょうか、歯車ではなくベルト駆動なのだと
気づきました。
博物館の外れには、展示物なのか放置されているものかイマイチわからなかった
ディーゼルカーが。クリーム色とオレンジ色に塗りたくなるのは私だけ?
案外タラコ色も似合うかも。
さて残すところあと30分。屋内展示もあるので見て行きましょう。説明文はハングルですが、
まぁ鉄道ですので、写真や展示物をみれば何が言いたいのかはわかります。
で、100系の模型。16両展示しろ!!と無茶な事は言いませんがちょっと寂しいかな。
アイデア的には有りですが、仮にも博物館ですのでちょっとこれはまずいのでは・・・。
パノラマ模型コーナーもありましたが、今日はやっていませんでした。残念!!
いやぁ楽しい博物館でした。次回行くことがあったらもっとゆっくり見学したいと思いました。
ただ、もうちょっと様々な面で充実してほしいな・・・とも思いました。
1998年?に韓国に行った時は鉄道撮影は御法度で、テジョン駅でセマウル号を撮ろうと
カメラを向けたところ怒られました。そんな緊張下(今でも空爆時に機関車を守る
掩体壕(えんたいごう)的なものを一カ所見つけました)では鉄道に親しむという
文化も育ちようもなく、この博物館も平日の夕方という事もありましょうが、
チビッコの姿は皆無でありました。
義王駅には機関区らしきものがあり、ホームから眺める事が出来ました。
この後電車に約1時間乗ってソウルに向いました。上り電車ですので座れるだろうと
甘く見ていたのですが、なんのなんの。約8分の運転間隔ですが乗ってる乗ってる、
乗ってくる乗って来る。ソウルってでかいなぁ・・・活気あるなぁ・・・と感じた
瞬間でありました。ただ、座っている人はみんなスマホをいじっていました。
流石サムソンのお膝元。
結構乗ってます。