若狭から近江へ

渋滞と行列、そして人ごみが嫌いな私がお盆期間中の日曜日に高速道路を
使うことはまずないのですが、日曜日にしか走らない列車があるのでやむなく
ベースを午前7時前に出て名神高速を西走いたしました。

案の定、小牧のあたりが混んでいましたし、その後もノロノロ区間があったり
しましたので、関ヶ原インターでおりて敦賀を目指しました。
当然8号線を通ってまっすぐなんてルートはとらず、北陸本線の旧線を
たどるルートをとり、もちろん柳ヶ瀬トンネルも通ってきました。
近江側からトンネルに入ると車はニュートラルで進むほどの勾配でした。
敦賀側から上ってきた蒸気機関車はさぞ難儀したことだろうと想像しました。

敦賀には9時前に着き、古い港に行こうかとも考えましたがやっぱり原発
みたかったので、美浜原発へ。

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PR館がありましたので、一通り見学しました。まぁその内容に対しては言いたいことは
たくさんあるのですが、こんな展示もありました。

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おおむね事故を真摯に受け止め・・・という内容でしたが、フクイチの現状を見ると
原発を推進するという姿勢は全く理解できないですね。

さて原発の周辺はどうなのかな?と思うと、やはり原発の近くは・・・と思いきや・・・
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この写真はジュニアの撮影のものです。
海水浴場は、駐車場一日1500円という料金にも関わらず、九時過ぎには既に満車。
原発前の海水浴場は大にぎわいでした。う~ん、予想外でした。

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別の角度から見るとこんな感じ、テロへの警戒でしょうか?海上保安庁の船が沖合に
停泊しています。工作員原発を吹き飛ばしたらマズいですものね。
だからやめません?原発。安全保障上問題だと思うんですけど・・・。

この前に、実は「もんじゅ」もこの目で見てみたいと思って行ったのですが、
関連施設が見える手前のところにゲートが設置されていて見ることは叶いませんでした。
ゲートの近くには建設会社の事務所や、そこで働く人たちを対象にした弁当屋などもあり、
原発に関連する経済面での効用をかいま見た気がしました。

その後は、中学校の修学旅行時以来の三方五湖を見ましたが、あまりの暑さに
景色はかすんでしまいました。

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その後敦賀市内でお昼を食べてから、今度は8号線を通って高月へ。そこで撮影したのが
以下の機関車。逆光で、しかも真夏で煙は期待できそうもありませんから駅の近くで
気楽に撮影。逆光ですので、白黒で撮って補正することにしました。

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C56160号機の撮影は1985年だったか?のSL奥久慈以来です。
C56は歯切れの良いドラフト音がいいですね。

この後は雨森芳洲記念館に行きました。現在日韓関係は良好とは言えないですが、
その日韓の間に入って両国の友好関係に尽力したので、江戸時代に活躍した雨森なのです。
彼の経歴等はお調べいただくとして、なかなか勉強になりました。
要するに「人」と「人」との関係、そして相手への誠意なのですね。

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ドメル将軍も自爆せずに沖田艦長と酒でも酌み交わせば、きっと良き朋友になり得た
だろうに・・・。ところでヤマトに出て来たガミラスの442部隊・・・。
彼らは非ガミラスの兵隊でガミラス兵から忠誠心を疑われているという設定・・・。
これは泣かせますね。

で、我々は雨森芳洲について学んだあと(日曜日でしたが当然観光客は皆無・・・)
渋滞する名神高速でベースへと帰ったのでありました。