近鉄のナロー その2

内部駅の近接して整備工場があるのですが、なんとも良い雰囲気。これまた
手先が器用でないので難しいですが、模型で再現したいストラクチャーです。

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内部駅から線路に沿って歩きました。
あてもなく知らない街を歩くのは実に楽しいものです。
そしてここは良さそうだな、という所でカメラを構えました。
廃れた駅とシル・ヘッダー付の古い車両は被写体としては絶好のものですが、
日々利用する利用者と運営する近鉄にとっては悩みの種でしょう。
駅の付近には「乗って残そう内部・八王子線」というのぼり旗もみられました。
乗客は想像よりは多く、鉄道としてやって行けないレベルではないと思いましたが、
車両や先ほどの工場、そして変電所等のインフラ更新には多額の資金が必要でしょうから、
廃止の打診もさもありなんとは思いました。一方で30分に一本の電車より、10分に一本
普通のバスが来る方が利便性は高いのかな?とも思った事も事実です。

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四月の終わりですので、多くの田圃はちょうど田植えを終えた頃で、
水鏡がきれいでしたので、期間限定である水鏡を中心に作品をまとめてみる事にしました。

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上の一枚で車両の長さを把握し、そして下の本番へ。

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真ん中の車両は古くて扉の窓なんが小さくて、なんだか35年以上前の銀座線のような
感じだな・・・と思いました。

しかしここは背景がイマイチだな・・・と思ったので、もっと歩いて別の場所へ。

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編成の背景には新築の住宅と画面右には四日市の昭和シェルの煙突があったのですが、
上手く処理しました。先頭車は私の好きな旧東武電車っぽい色、次の車両も昔の
京王電車の色が色あせた感じの色という好きな編成。ってわけで今回の撮影では
これがベストカットですかね。

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ここは道路との間にまったく柵がなく、違法駐車の車両があったらどうなるの?という
場所。このアングルですと、凸凹編成がよく分かると思います。真ん中の車両は
シル・ヘッダー付でしかもバス窓で張り上げ屋根ですからね。80系のように塗ってみ
たくなるのは、私だけ?

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スプリングポイントです。まだポイントが変わっていないですよね。
私が初めてスプリングポイントを意識したのは東武越生線。一番前で見ていて
うわっ、ポイント切り替わってないのに電車が進んで行くよ!!とビビった事を覚えています。

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この後は八王子線の西日野駅まで歩きました。少々暑く疲れましたが、時々見える
昔の建物に心が和んだものの、地域性をまったく感じられないバイパスの歩道を歩くのは
ただの「タスク」という感じでした。

そしてようやくたどり着いた西日野駅ナローゲージですから、ATS地上子が軌間外に
設置されているのが面白いですよね。

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四日市の窓口でビスタカーに空席は?というと一時間後ならあるとの事でしたので、
少々時間をつぶしてビスタカーの二階窓側の座席でビスタカーを堪能。
エアコンの吹き出し口を確認しては、その設計の苦労などを想像しているうちに
あっとという間に名古屋。もっと乗っていたい車両でありました。

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さすがに疲れたのでこの後はまっすぐ高蔵寺に帰りました。おしまい。