栃木から宇都宮へ

18キップが2枚ほど余っていたので、ジュニアと関東小さな旅へ。
駅に行くまで沼津、三島、修善寺、あるいは富士宮やきそば、「勝沼」駅で桜と
旧トンネル見物(勝沼ぶどう郷という駅名はたまプラーザと同じくらい嫌いです)。
それとも栃木かなと、特に決めずに出かけましたが、やはり宇都宮の正嗣のギョーザの
引力には抗し難いものがあり栃木へ。

両毛線との接続が悪く小山の駅周辺を散策しましたが、活気が・・・。
栃木に降りて観光案内所で地図をもらい、街を散策すると地方都市の疲弊が・・・。

もっともこんな感じの大衆浴場のアネックスからは老女のカラオケが響いてくるなど
活気もある事はあったのですが・・・
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中心商店街にはこのような空き店舗も目立ち・・・

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福田屋も閉店・・・中心部にある巨大ショッピングセンターの閉店は地域に
負の波動をおくるような、何となく陰鬱なオーラを発してしまいます。

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とまぁ、このような切り口で栃木を切ると「衰退著しい・・・」となってしまいますが、
そうではないんです。雨が降って来てしまったので写真はあまりないのですが、
下のような古い建物を残していたり、そしてそこにはおしゃれなベーカリーが
あったり、観光案内もとても熱心でしたし充実していました。町内をまわるボンネットバス
(イミテーションですが)も100円で、栃木の観光へのやる気を多いに感じたものでした。
やはりここでB級グルメゆるキャラがあれば強いのになと思いました。

ちなみに下の写真は「あっこれタムとかについてるマークだ、速星あたりの(古いけど)」
と思って撮ったもの。鉄道に詳しくなると自然と工業や物流に詳しくなってしまいます。

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そんな栃木でもっとも良かったものが以下のような船です。
江戸との間の舟運で栄えた栃木の歴史を船頭が話しながら川面をゆったり進みます。
風情を楽しむ旅人を迎える良い試みだと思います。
栃木は確かに衰退している面もあると思います。でも残念ながら多くの地方都市は
みんなそうです。でも栃木はそこであきらめずに地域の魅力を再確認し、それを
活かしてアピールして行こうという姿勢を感じました。

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これからは高齢社会です。しかし元気な高齢者もたくさんいるのですから、そういった方々が
地域の町おこしの先頭に立って魅力を発信してほしいなと思いました。栃木でも船頭さんも
バスのドライバーさんも、見たところリタイヤ組のようでした。

雨がやみそうもないので観光は切り上げ、東武宇都宮線に初乗車して宇都宮へ。
午後3時でしたので、初めて並ばず正嗣に入店。これが「焼2枚」420円です。

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栃木では「大きな少年」というハンブルクステーキの店に入ってしまい、
調子に乗ってカレーの食べ放題で結構満腹だったのですが、正嗣のは
野菜が多く比較的あっさりしているのでこの程度は軽く食べる事ができました。

でもって宇都宮から231系の列車で帰京致しました。