福井の路面「列車」

1月5日に名古屋ベースからジュニアと18キップの旅に出ました。

18キップシーズンの米原行きは混む事が分かっていたので、名古屋で乗り換えず
金山で乗り換え、名古屋で下車する人の座席を狙いなんとか座席を確保。
名古屋乗り換えでは厳しかったようでしたので、狙いは正解でした。

大垣発車時には雪がなく、次の垂井でチラホラ。その次の関ヶ原の駅に着くと
もはやそこは雪国。しばらく体験していない上越国境越えの興奮を思い出しました。

上越はトンネルですので、劇的な変化ですが、東海道線はトンネルをくぐる事なく
シームレスに雪国へと突入するので、これはこれで車窓が実に楽しいものでした。

米原につくと西へ向う人が血相を変えて乗り継ぎ電車に走って行きましたが、
我々は北陸本線に向うので、大して人はいないと判断。ゆっくり下車し、
のんびりしていたところ、次の改正で廃車が決定している117系が入って来たので
露出を合わせる間もなくとりあえずシャッター押しましたという作品。

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米原からの北陸本線に乗るのは恐らく成人式の日以来。私は式典には出ず18キップの旅を
していたのですが、その時からですからn年ぶり。(笑・nは自然数
たった二両編成の敦賀行きに乗って、この時点ではこの冬で日本海の運転はおしまいと
聞いていたので、一縷の望みをもって駅員に「あのぉ、今日の上りの日本海
定刻に上って行きましたか?」と聞くとわざわさせ運転係に問い合わせてくださり、
「定刻だったようですよ」とご親切なお答え。ちょっぴり雪で遅れるのでは・・・
と邪な期待をしていたのですが・・・

敦賀の駅前を散策し(雪道を慎重に歩いて・・・)金沢行きに乗り、武生にて下車。
駅そばがあったので、腹ごしらえをして、いざ福井電鉄へ。

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すると、なんと一番乗りたい電車が停まっているではないですか!!これは大型車両なので、
私は朝夕の通勤・通学時間帯のみの運用だと思っていたので、うれしい誤算です。
早速乗り込み、当時の日本人の体型を反映しているのであろう小さめのボックスに
腰を下ろし、福井まで乗り心地を堪能しました。

下の写真、ちょうど女性が乗り込むところですが、ステップに足をかけているのが
お分かりいただけると思います。このステップ、私の体重のせいかしら?
結構ぐらぐらしていてちょっと頼りないものでした。

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車内はこんな感じ、装飾版の色が国鉄の電車のものと同じで、何とも言えぬレトロ感を
醸し出しています。

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そして今や極めて貴重なプレスドア。マックからのアップなので、また横になっていると
思いますが・・・。

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途中から路面区間に入ります。こんな古い電車が路面を走るんですから大興奮。

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この列車は田原町に行く前に、一旦福井駅前に入ります。この運転台の左横の壁にスイッチがあり、
そのスイッチでポイントが切り替わるようになっていました。なるほど!!

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多くのお客さんは福井駅前で下車しましたが、我々は終点田原町まで乗り通しました。
そして折り返しのこの電車を路面区間で撮影しようと考えました。雪で足下が滑りますが、
小走りに移動し、撮影ポイントを探しました。

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まずはこんな感じで一枚。オートで撮るとアンダーになりますので、ちゃんとマニュアルで
撮影しました。ちょっとオーバー気味かな?

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同じところを後追いして撮ったのが下の写真。道路の真ん中に普通の電車が止まっている
ことに、猛烈な違和感がありますね。こんな風景が大好きです。

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雪の積もる歩道を早歩きで歩き、今度は福井駅前から戻ってくる電車を撮りました。
背景の古い銀行の建物とこのレトロな電車がマッチしていますね。
この建物、福井地震にも耐えたものなのだそうです。

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やっぱり私はパンタグラフが前についている方が好きかな。
そうそう、連接車ですからね。この電車。

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上の写真を撮った後急いで横断歩道を渡り、近くの橋の上に移動。背景がゴチャゴチャして
いるので、パンタグラフがイマイチアピールできていませんが、いい感じでしょ?

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そして橋の上では、上手い具合に車と被らずに済みましたので、ご覧の通りすっきり
とした編成写真を撮る事が出来ました。大満足です。

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この後、福井、敦賀近江塩津米原、大垣、名古屋と乗り換えて高蔵寺に戻りました。

福井鉄道、実に良いところでした。諸兄も訪問される事をお勧め致します。