元気な渥美半島

ここ数年はいろいろと忙しい正月でしたが、今年は年内に懸案事項を
済ませた事もあって仕事を入れなくて済みました。
ですので4日は休暇をとって再び早起きして名古屋ベースへ。

今回は渥美半島に寄ってみました。
さしたる観光地もなく、知っている事と言えば昔地理の時間に「電照菊」の産地と
「豊川用水」を習った記憶くらいですかねぇ。何があるのでしょうか?

まずは豊橋から豊橋鉄道に乗車。全車東急のお古ですので、地味な電車なのです。

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豊橋鉄道は、こういっては失礼ですが意外にも活気がありました。
これまで地方では行くところ行くところ、まぁそういうところを選んで行っている
という面もありますけれど、衰退する地方鉄道と廃屋、そしてシャッターが目立つ商店街
という地方のマイナス面ばかり見てきたので、渥美半島のなんとなく漂ってくる
活気に胸が躍りました。

終点では車に乗り換え渥美半島を一周してきました。電照菊だけだと思っていた
温室やビニールハウスは菊以外にもメロン、いちごなども栽培されており、
路地ではキャベツが出荷を迎えておりました。家も比較的きれいなものが多く、
農業がうまくいって、子どもが農家を継いでいるような「あるべき」農村の姿の
ように思えました。

以下に展望台からの景色をご覧に入れますが、画面下には温室・ビニールハウスが
見えると思います。「園芸農業」ってやつですよね。そして遠くにはトヨタの工場。
画面右上には富士山、左上には南アルプスがご覧いただける筈です。

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見る限り、この街は第1次産業と第2次産業がバランスよく発展しているように思えました。
ネットで少し調べてみるか、と検索してみたところ、高校の先生方が執筆しているその名も
渥美半島」という本がある事を発見、今度手に入れて読んでみたいです。
Tonさんなら知ってるかな?

伊良湖岬は折からの強風で散策する人もありませんでしたが、散策を強行。
志摩半島知多半島を眺め、今度は車を航送してみようかとも思いました。

この後は豊橋市に戻り、「かもめりあ」なる施設で湾内を展望。
写真は湾とは反対側ですけれど・・・。
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国内港向けの新車がならぶ姿を見る事が出来ました。もっともこの豊橋港からは外国向けの
輸出車もあるそうです。また、日車豊川で製造した新幹線車両もここから航送されたり、
オレンジジュース(確認していないけれど、多分ブラジルからの濃縮果汁)の輸入施設
(オレンジジュースタンカーで運ばれるんだって!!)とかもあるそうです。

この日は風風強くて散策には難儀しましたが、南アルプスや富士山を眺める事が出来て
その点ではラッキーでした。