Seattle part6
ホストファミリー宅ではのんびり過ごすことが出来ました。
翌朝ゆっくり起きると、じゃあ朝食を食べに行こうということになり、
ホストファザーご自慢のクラッシックカーにのって出かけました。
この車、戦後すぐのドッジですが、エンジンやトランスミッションを載せ変えたもの。
レストアという域を超えたすごいマシン。昨日の夜ガレージをこれを見た私は
「ここは博物館?」と聞いたほどです。春休みに行ったトヨタ博物館では
展示されているような年代物の車で、それが走るというのですから、とかもその改造は
ホストファザーが1人でやったもの。「コンピューターエンジニアって聞いてたけど、
自動車修理工なんじゃないの?」と私がおもわず聞いたものでした。
載せ変えたエンジンは極めてパワフルで、二速での伸びがレガシーのような感じで、
なかなかいいチューンしてるじゃん、というエンジンでありました。
ついたところはここ。もともとは学校の体育館だったところらしい。
(私のヒアリング能力が正しければ・・・以後そんな感じですので、
本当は違うかもしれませんが、まぁご容赦を)
たいそうな人出で30分くらい待ってテーブルにつきました。
まずみんなでシナモンロールを食べたのですが、これが猛烈に甘い・・・。
で、続いて私の朝食ですがここで私は「ステーキなんとか」というものをオーダー。
出て来たのがこれだ!!
ステーキの上には脂っこいクリームがのり、さらにこれまた油って感じのポテトと
スクランブルエッグとトーストという、さぁ完食できるのか?と挑戦されている
ようなメニューです。私は「もったいない」精神をアメリカに普及すべく、
満腹信号が脳に届く前に早食いして見事完食致しました。
脂っこいポテトの油分をごまかすためケチャップもたっぷり。
ビバ・コレステロールって感じです。でもこの国の食事わりと合ってるかも・・・
と、この時点では思っていましたが、さすがに帰国直前は「あぁもりそば食べたい」
という感じになりました。
ホストファミリー宅にはあこがれのキャンピングカーもありました。
サイドの壁面がせり出しているのがわかりますか?キャンプサイトに着いたら
室内を広くするという仕掛け。エアコンも完備してあり、なかなか良いですな。
これでどういうところに行くのですか?と聞いたところ、古い車のショーとか、
と言っていた。その行動力はたいしたものです。
さて、では朝飯も食ったし、ワイナリーにでも行ってみようということになり、
行ってみましたが、何かのイベントがあるらしく、駐車スペースすらない状態。
ただ、イベントがあるときはここの線路に列車が来るんだ、とのことだったので
ちょっと線路見てきていい?(ホストファミリー呆れ顔・笑)といって見てきたのが
以下の写真。
幼稚園の頃「いたずら機関車ちゅーちゅー」という絵本があり、
(私はそのアメリカンスタイルの機関車が好きではなかったのですが・・・)
その中で、「普段使われていない」線路があってそこに機関車が入り込んでしまう
というシーンがあって、子どもながらに「引き込み線だったらすぐに終点じゃん」
と思っていたのですが、この線路をみて、なるほど一年に数回しか使われない
長大な線路がアメリカにはあるんだな、と感じ入った次第。
でもって、古い路線があれば線路の製造年を調べるのが正しい「マニア」というもの。
写真の右側に1909とあると思います。つまり約100年前の線路ということ。
日本では100年前のレールを現役で使っているところはないんじゃないかな?
じゃあビール工場に行こうよということになって、RED HOOKのビール工場へ。
このお兄さんが解説してくれたんだが、もちろんほとんどわからない。
ホストマザーは「早口だからわかる?」と気を遣ってくれた。
私は「いやほとんどわからないけど、ビールの作り方は万国共通だから、
こんな話をしてるんだろうなってことは想像つくよ」と言ったニュアンスのことを
英語で言った。(今これ英訳できないが、当時はだいぶ慣れていたってことだろう)
左のビンの中にはホップが入っていて、なかなか良い香り。小さなグラスで6杯ほど
と思ってたけど、ここのはおいしいね」と言ったところ、高校の先生をしている
上品なホストマザーは「バドワイザーなんてゲロ・マズよ!!」と「おえ~」っと、
ジェスチャー混じりで話したので、笑ってしまった。
で、表に出るとこんな感じで自転車ロードレーサーがいっぱい。
売っていたのでおもわず買ってしまった。その最大の要因は胸に描かれていた文字
"Biking. A good way to work off a hangover!!"
「二日酔い解消には自転車が一番!!」 私の為にあるようなバイクジャージでしょ?
で、まだ飲めるならウイスキー工場もあるよ、ということでしたので、仕方ないなぁ(笑)
と着いて行ったところ。なかなか味でしたよ。けっこう多くのサイクリストが一杯ウイスキー
あおってから出て行きました。いいですな。
じゃあシアトル市内に行こうよ、ということになりました。
その話はまた次の話の中で。