Seattle Part4
待ちに待った自由時間。たっぷりあればタコマ空港まで最近開通したトラムに乗りに行こうかとも
ようなサイトでの情報収集によれば、ちょっと時間がない。そこでトロリーバスと特殊地下鉄
、そしてモノレールにターゲットを絞り、いざ出発。
シアトルは市内中心部のバスは無料となっており、知ってはいたものの不安だったので、
(う~ん記憶が曖昧だが中国かモスクワで乗ったような・・・そうでなければ1977年?
という大失態をしてしまったため、頭の中のシアトル市街地地図と照らし合わせ、
地下トンネルがあるのはここら辺かな?と降りるとどんぴしゃり!!
そして階段を下りるとこんな光景が・・・この写真、何かおかしいと思いませんか?
そう、走っているのはバスなのに線路があるんです。つまり路面電車もバスも走るトンネル
と一瞬考えましたが、ほどなく路面電車には閉塞の概念なかったわな、と気づき、
このアイデアなかなか面白いなと感じました。
ホームから撮ったのが以下の写真。ちょっとブレてますけど、LRTとバスが共用している
ことがお分かりいただけるでしょう。
地上に戻ってバスに乗れば無料ですが、せっかくですからLRTに乗りたい!!
でもって自動販売機でキップを買ってホームの係員に「これで乗りたいんだがここで
待ってればいいの?」と聞くと「これはキップの領収書ですぜ旦那、キップじゃありませんぜ」
とのことでしたので、急ぎ戻ると私のキップはそのまま置いてありました。セーフ。
で、このようなLRTにのりましたが、車掌もいないし、車内にはキップを入れる改札も
ありません。あぁきっとこれは海外で一般的な信用方式なのだと解釈しそのまま
乗って行きました。信用方式とは、基本的には無改札で、時々検札が乗り込んで来て
その時にキップを持っていないと高額な罰金を支払うという方式で、これだと
「入口」「出口」を限定せずに住むので、乗降は便利なんですよね。
写真には撮りませんでしたが、LRTの車内には自転車を立てかけるスペースも設けられて
おり、シアトルが公共交通と自転車のリンクを重視していることがよく分かりました。
日本はいつも混んでいるので、都市交通では難しいでしょうね・・・でも地方だったら
出来るんじゃないかな?
さて残り時間は一時間、時間がありません、さっそくモノレールに乗りましょう。
実はモノレールについては試作的なものが観光地に残っているだけだろう、
と勝手な推察をし、あまり調べずに乗りに行きました。結果的にはこれが大失敗でした。
モノレールのターミナルです。ちょっとわかりづらいですが、モノレールの手前に
もう一本モノレールのレールがあるのが分かりますか?
この後ホームにあがったのですが、レールが二本ならんでいました。しかし二列車が
同時に発着できないような狭い間隔で並んでいるのです。不思議でしょ?
ね、右の軌道はこの車両の右の車端に重なってます。つまり右の軌道をモノレールが
走って来たら、この車両と衝突してしまう訳です。
私は「シアトル万博の時は輸送人員が多く、二本の軌道ともちゃんと整備されていた
けれど、今は輸送力も減少して来たので、一本の軌道は廃止したので、こんな風に
したのかな?」と推察しました。
私当然右の鉄ちゃんシートに座り、前面かぶりつき。
なんだ、廃止だとおもったけど、右の軌道もタイヤ痕があり、まだ廃止になってないんじゃないの?
としたらさっきの駅での乗降はどうするんだ?そして乗車して3~4分で終点につくと、なんと
もう一本の軌道にはもう一編成いるではありませんか。
降りて反対側から撮影するとこんな感じ。
日本に帰国して調べてみるとビックリ。
先ほどの始発駅はある種のガントレットだったのですね!!
この路線には最初から分岐点はなく、単線平行式の路線で青色のと赤色のが、
かつては交互に運行していたのだとわかりました。そしてさきほどの駅の
ホームが、赤色のモノレールのところまでビヨーンと伸びて乗降できるようにするのだと
知りました。ということで、外国のサイトですが、その模様を写した写真がありますので、
ご覧ください。
ちなみに車内はこんな感じでかなり幅が広く、屋根の方まで窓があり、明るい車両です。
1962年製のモノレールですから車齢50歳、ベテランであります。
う~ん改めてシアトルに行きたい・・・。ANAが787で直行便の就航を計画している
という話も聞きましたし・・・。
さて打合せの為にホテルに戻らなければなりません。途中で撮ったのが以下の写真です。
自転車が盛んな街なのかな? この答はホームステイでわかるのでした。
翌日は見学の後、いよいよホームステイです。