Washington D.C. part2

我々はワシントンD.C.でもESDに取り組む学校も視察したのですが、
ゴミの分別とか、コンポストの設置だとか、雨水の再利用といったもの。
あるいは自然体験教室といったものが多く、そんなの日本ではESD以前から
やってるよ、というものが多く、マスコミでは徹底的に叩かれている日本の教育
ですが、世界標準と比べると(その基準がアメリカでいいのかの議論はさておいて)
なかなかいいことしてるじゃん、と結構見直しました。

この日はインターナショナルスクールを見学に行きましたが。
なんとも素晴らしい環境、そして建物でありました。これ教室じゃなくて
用務主事さんの建物ですからね。すごいでしょ?

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で、この建物左前に写っているのが雨水をためておくタンクです。拡大するとこんなもの。

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う~ん・・・日本ではダムをつけれない離島ではこれを飲み水にしていたし、
今でも山小屋なんかはこうしているよね。あと墨田区なんかでも天水尊といって雨水を
ためて防火の備えとしているし、この間も名古屋のホームセンターで雨水タンクを
売っていたし、そんなにすごいことじゃないよなぁ・・・と冷ややかでありました。

しかしここは少人数学級でまさに個に応じた教育を行っておりました。
校舎も煉瓦づくりで、学園もののドラマの舞台になりそうな実に素晴らしいもの。
でもね、ここ私立なんです。年間の授業料は現在のレート換算で約300万円・・・。

まぁお金を払えばいい環境が得られるというのは分かるのですがね。
なんともしっくり来ない気持ちがしたのも正直なところです。

そんな貧富の格差を感じながら生物室に入ってみつけたのがこの標本。
骨だけのものは整骨院でよくみましたが、この筋肉がついているのは初めてみました。
そう、まさにこの筋肉が硬直して腰痛が発生していたのです。よく見て下さい。
骨盤の骨が邪魔してお尻を押してもこの筋肉まで指圧が入らないため、
なんとも辛いものなのです。整骨院の先生のお話しがこの模型でよくわかりました。

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日本ではフロントエンジンのバスはほとんどありませんが、アメリカではマイクロバスを
みたことがなく、すべてこの形。まぁこの方が衝突安全性は高そうですよね。

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さてこのバスの中でいよいよ腰痛が悪化し、S氏によるスミソニアン整骨院
開店となったことは先にも述べました。腰痛が緩和し我々は夕方の飛行機までの
わずかに時間を利用してスミソニアン博物館に行きました。

昼食時間も込みで二時間でしたので、ザックリ見ただけですが私のお目当てはこいつ。

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いやぁアメリカの蒸機はでかい!!でこれだけ大きな機関車ですので、クローズアップ写真を
取り損ねたのですが、動力逆転機とストーカーが装備されているのですね。
また展示パネルで少し隠れてしまっていますが、カウチャッチャーも装備していますよね。
で、なんでグリーンに塗られているかというと、これは急行列車の客車の色に合わせている
からなのですね。その郵便車の模型を撮ってきました。

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日本風に言うとマユかカユになるんじゃないかというこの郵便車の中でやはり仕分けを
していたのですね。そして注目すべきは右のドアのところについているフック。
これは通過駅でタブレット交換のように郵便袋を受け取る装置で、私は日本にも
このようなものをしていたことを、二年くらい前の逓信博物館の展示を見るまで知らなく、
もし、その展示を見ていなかったら、このフックに目を留めることはなかったでしょう。

続いては航空宇宙博物館です。はい、アポロ飛行船の先端部分です。
すべてをプラスチックでコーティングしてあります。感激でした。
しかし船内は狭かったですよ。

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時間がなくライト兄弟の飛行機とかは写真に撮っただけ、駆け足でまわりいろいろな
飛行機を見ましたが、その中で私が興味を持ったのか以下の空母艦載機の主翼を折る
仕組みがよくわかったことです。空母の上で羽を折り曲げてたたずむ艦載機の写真は
よく観たことがありますが、空母には乗ったことがないので近くから見ることは
出来ませんでした。これも結構感激しました。
(実は12年前に空母にワイヤー着艦できるというアポもあったのですが例のテロで・・・)

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この後ダレス空港からシアトルへ。同じ国なのに移動に約6時間。時差も3時間。
またもや仲間のご好意で窓側に座りましたが、アパラチア山脈もロッキー山脈も
雲の中でありました。残念。K氏からいただいたアルコール無料チケットで酒盛りをして
シアトルに入りました。わざわざ郵送して下さったK氏に感謝。