久々に有益なサイトのご紹介

何故かアクセス数が急増している。
ってことは自分の考えを世に広める絶好の機会なのかな?とも思うので、
ここらで甚だ粗いのだが、現時点での自説を文章化しておく。

私は一貫してこの原発災害は第二の敗戦であり、私たちの国の様々なシステムを
変革して行かなければ、資源もなく農業も衰退し工業ももはや韓国・中国に
追いつかれてしまっている現状、そして高いと言われていた日本人のモラルが
溶解してしまったといったことなどから考えて、日本の未来は暗いと思う。

この未曾有の国難に対して、高度経済成長やバブル景気などの「過去の成功体験」
にしがみついて政策提言しているのは、ナンセンスである。
例えばオリンピックとか(笑)。

このままいくと、未来の日本史の教科書には「このとき大胆に原発の廃止、
そして国内の官僚制度や、あまりにも受験に縛られすぎていて思考力ではなく
暗記中心であった教育内容を改革することをためらったため、結果として我が国は
衰退することとなった。」と書かれるだろう。今のところそうなる確率は高い。

政府は太平洋戦争時の大本営のように事実を隠蔽している。そして素晴らしい(苦笑)
教育の成果として「考えることを放棄した」国民は思考停止し、自分の頭で考えている
者だけがその中で彷徨っている。

そんな私の現時点の考えと比較的合致する記事を見つけた。

日経ビジネス池上彰の「学問のススメ」である。
会員登録をしないと記事が見られないが、無料であるし、小生も会員だが
よく日経からメールが届くくらいで問題はない。日経さんには悪いけど
メールは毎回即「ゴミ箱」行きなんだけどね(笑)。


この中で池上氏はこんな言葉を発している。
加藤先生には、日米戦争時の日本のトップマネジメントとリスクマネジメントの不在、
そして大衆やメディアの「流されやすさ」をご教示いただきましたが、
福島第一原子力発電所事故の背景と比較すると、敗戦時の日本と気持ち悪いほど
似通った問題があることがはっきりしました。つまり、私たちはあの戦争から
あまりに学んでいなかった――。

是非ご一読を。