飯舘村のNHK特集

相変わらず忙しい日々が続いており更新が滞りました。
夜のお誘いが多かったからというのが本当のところですが・・・。

前回気にしていた伊東沖のマグマの上昇は沈静化した模様です。
静岡大学の小山先生のツイッターで紹介していた画像です。
私は「すわ、手石海丘の再来か」とビビりましたが、1989年以来の海底火山の
噴火には今のところ結びつかないようです。伊豆の観光協会はホッとしていることでしょう。

昨晩の飯舘村の住民の姿を追ったNHKスペシャルは胸に迫るものがあった。
泣く泣く農地を放棄した篤農家、手塩にかけて育てて来た牛を手放す酪農家。

「お詫びして補償させていただきます」ではないんだよね。
その人が人生をかけて築き上げて来た農地であったり牛であったりを放射能が、
一瞬のうちに奪い取った訳だ。何の落ち度もない人々の人生の「誇り」「成果」
「生き甲斐」を奪ったのだ。

しかし敢えて書いておきたいのだが、原発を推進してきたのは飯舘村の人々も含む
「日本国民の総意」であったはずだ。つまり国政選挙を通じて私たちは原発
推進していく政策にGoサインを送っていた筈だ。
私たちは政治に無関心であったことを反省しなければならないと思う。

政府の放射能汚染の情報を隠蔽したことにより牛肉の問題が騒がしい。
これから農産物の汚染の実態が「明らかに」され、秋には汚染米パニックが必ずや
起こることを予言しよう。私は原発事故以前より毎年長野の農業法人から
玄米120kg を購入していたが、それだけでは1年持たないので以西の地域の農家からも
「今のうちに」契約しておこうかと考え中です。

何も対策をとらないと放射能汚染の米とポストハーベスト農薬の
カリフォルニア米のどっちにするか?という究極の選択になりそう、とは言い過ぎか?