放射能は脳みそを破壊する

いやぁ怖い映像です。
チェルノブイリ原発事故の後汚染されたヨーロッパ産の食品を
「チャルノブ」入り食品と揶揄していましたが、まさか自分の国の食べ物がそうなるとはねぇ。
福島沖で採れた魚も銚子であげれば千葉産、清水であげれば静岡産となります。
私は鰹が大好きなのですが、ちょっと食べる気がしないですね。このビデオ見ると。

毎日見ている早川さんのツイート

この6月22日の文はとても素晴らしい文です。
おおむね私も早川さんの意見に賛成です。
なお、→ 以下のコメントは早川さんのツイートに対する私・shibachiri777の意見です。

火山防災の成否は、近未来をいかにすみやかに正確に予測するかにかかっている。しかしどんなに努力しても、火山は気まぐれだから、未来は確定的に決まっているわけではないから、確実な予測はできない。確実な火山防災は原理的に不可能である。
→ 自然科学を学んだ者ならわかる筈ですが、世の中の人は確実を求めるんですよね。
  ここら辺、企業が成果主義を取り入れた頃から日本に蔓延している気がします。
  自然は気まぐれ、人類はまだ明日の天気すら正確に予測できないんですから。 

不確実なリスクに直面したときは、安全を十分見込んだ予防策をとる。これが予防原則だ。リスクに対応するにはコストがかかる。お金をいくらでも投入できるわけではない。しかしこの放射能は、相当のお金を投入して対応しないとならない種類のリスクだと私は地図を作成する過程で思うようになった。
→ リスクに対応するにはコストがかかる。なるほど私にとっての名古屋ベースだな。
  今日名古屋ベースの窓に取り付けるタイプのエアコンを買いました。約3.5万円。

放射能による健康リスクの詳細はまだわかっていない。同じ放射能を浴びても、どんな健康被害が生じるか、専門家によって意見が違う。過去の事例が少ないことと、事例の事実関係がはっきりしないからだ。そういうとき、当事者がとるべき対応は何か。それは予防原則と呼ばれるものだろうと私は思う。
→ タバコほどの確実な健康被害は証明されていないのは事実でしょうが、あれほど
  タバコを嫌う割に放射能には無頓着なのはなぜか?放射能に臭いがあったらなぁ。

火山噴火になぞらえていうと、致命的な噴火はすでに起こった。それから死に至る過程が緩慢なだけだ。また噴火と違って放射能は目に見えない知覚できない。近くできないけど、計器で測れる。これは予測できない未来ではなく、過去の事実だ。この放射能から逃げない限り、やがてつかまって殺される。
→ すぐに死ぬ訳ではないとは思う。ただ、タバコが自発的な意志で健康被害を被るのに
  対して、東京の電力の為に福島県人の命が脅かされているというこの、受益者と
  被害者のズレがなんと理不尽な事か。

東日本のいたることにばらまかれた放射能が深刻だから、それを知りたくない知らせたくないの考え方は粉砕しないとならない。無理やりにでも知ってもらわないとならない。知った上で対策してもらわないとならない。そうしないと死ぬ。
→ 今回ほど「デジタル・ディバイド」を実感する出来事はない。

さて放射能だ。放射能がいつどれだけでるか、それは火山噴火と同じように不確定だ。わからないというのが正直だろう。しかし、3月に大量の放射能がばらまかれた。これは起こってしまった事実である。この事実をすみやかにできるだけ正確にとらまえる。これは「絶対に」やるべきことだ。
→ これ以上出てほしくないが、まだ出ている。

10回のうち9回外れても、残りの1回で有効な防護策がとれて人命を救うことができる可能性があるなら、私はそれに賭けて情報発信するのが火山学者が選択すべき倫理だと考える。いま霧島山新燃岳でそれが進行中だ。井村さんががんばっている。
→ 早川さんも息子を海外に出す事をツイートしている。私も名古屋ベースを契約した事
  を公開する事で、私はこういった危機感もってますという態度を表明し、
  こんな生き方もありますよ、という事例を紹介したつもりだ。

火山学者は、過去の事例と照らし合わせて、いまの火山の状況を分析して近未来の噴火を確率的に推測する。犠牲者が出るのは、10回のうちの不幸な1回くらいだ。有珠山2000年、三宅島2000年は幸運だった。雲仙岳1991年は不幸だった。
→ 火砕流という言葉は1991年以降一般化しましたよね。でもあんなの小さな規模。

でもあんまり辛い事が続くと心が壊れそうになるので人間の心には安全装置がついています。
それが作動している人がいるとの報告。私もやや作動気味かな。