田老のようす その1

田老は学生時代の1989年11月、昭和の三陸津波の生き残りの方から
津波の体験談をうかがう為に出かけました。その時の写真でデジタル化したものは
今のところこの1枚です。堤防の写真も探せばポジがある筈です。
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そしてそれから20年後の2009年の夏に東北旅行でかつて行ったところは今どうなっているのかな?
と行ってみました。それが以下の写真です。

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撮影者というものは案外とその光景というものを覚えているもので、私はこの写真の右側に道路の
行き先表示板が入っている事を覚えていました。また、形までは覚えていなかったものの、
駅前の家が写っている事も分かっていました。ですから、田老駅についてこの時とほぼ
同じ場所に立った時の衝撃はものすごいものがありました。

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2009年の時は三陸鉄道開業25周年だったので、その記録も兼ねてこんな写真も撮っています。
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この写真は、柱がオレンジだったということが何故か印象的で、その場所が
以下のようになっていました。
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そしてホームからの光景をみて私は頭を抱え、涙が止まりませんでした。
ここは私が知っている田老じゃない、なんだこのゴミ処分場のような光景は!!
しばらくカメラを構える事ができませんでしたが、すこしたって落ち着いてから
撮ったのがこの1枚です。

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堤防の写真などはまた後日。とにかく、復興なんて言葉までいってないんだということが
おわかりいただけるはずです。