富山詣 その4(ラスト)

8時過ぎに千里を出る列車で婦中鵜原という臨時駅に向かいました。
この駅はJR高山本線活性化社会実験事業の一環で、列車の増発とともに
設置された臨時駅なのです。この駅の北側の陸橋から撮影された写真が
趣味誌に載っていたこと、そして富山貨物発、速星行きの貨物列車も撮れる
ことから千里から移動してきました。

ちなみにこの社会実験の増発のため車両が不足するため、キハ58が残っているという
わけなのです。そしてこの社会実験は3月で終了、それとともに日本最後のキハ58も
運用離脱という予定なのです。

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くどいようですが、やっぱりホロ付きはカッコいいですね。このアングルでキハ58を
撮ったことがなく、気がつかなかったのですが、屋根の雨樋もきちんと朱色に
塗られているのですね。強いてケチを付ければ「ワンマン」の表示が邪魔ですね。

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望遠ズームをひいて一枚。後ろの名鉄運輸の「こぐまくん」が邪魔ですが・・・。

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最後は100mm相当で撮影したもの。これだと「こぐまくん」マークも目立ちません。
陸橋にはスチールとビデオを両方そろえたファン氏がいたので、この後の貨物は休翌日
ですが、運転しますか?と尋ねたところ、運転するんじゃないかなぁ?ということなので、
パラパラ降って来た雨に耐えながら待つことしばし、DE10牽引の貨物がやってきました。

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実はこの時からそれまでの300倍速のコンパクトフラッシュから200倍速のものに
変えたのですが、そうしたところRAW+JPEGラージだとすぐにメモリが満杯
なってしまい、上の写真では線路の継ぎ目(=ジョイント)部分の少し先に
ピントをおいていたのですが、そこに機関車が来る前にシャッターが押せなくなって
しまいました。残念。

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DE10は最近Nゲージでも出ているのですが、デッキの柵が太くて違和感があるので
踏みとどまっています。まぁ模型ですので仕方ないのはわかるのですが・・・。
KATOさん、TOMIXさん、是非もっと細いものを出して下さいませ。

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鉄橋の手前を今度は地面から、これもなかなかいいアングルですよね。
この頃から雨が本降りになってきました。カメラをリュックの中にしまい、
折り畳み傘をさして人気のない踏切で待ちました。
これまた端から見れば不審者以外の何者でもありませんよね。

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雨の中、線路の左側の工業団地のメタセコイヤ並木をバックに撮影しました。
ファインダーを覗いている時には気づかなかったのですが、方向幕が「越中八尾
行きになっています・・・「富山」行きでしょうが・・・お願いしますよ、運転士さん。

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キハ58を見られるのは、これで最後かなぁ・・・という思いでシャッターを押しました。

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その後ライトレールで終点まで往復し、そのヨーロピアンスタイルと新しい
輸送形態に感激し、富山、直江津ほくほく線上越線というルートで帰京しました。

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ほくほく線のトンネル内の信号所で、隣をはくたかが通過中。ガラスに写っているのは
「心霊くん」ではなく一般の乗客ですからね。右上のミラーに写っているのは小生です。
この後出発しましたが、単線トンネル部分に入った瞬間凄い音がしました。
この鈍行列車と「はくたか」がトンネルの中を両方に向かって走っているので、
その空気の流れの凄さたるや・・・という現象でした。

1泊2日の旅でしたが、鉄分たっぷり(それしかない旅でした)でリフレッシュできました。