富山詣 その1
忙しい師走のスケジュールをやりくりし、先週の日・月を利用して
富山にキハ58を撮影に行ってきました。
最近は車を利用した撮影や特急列車のリクライニングシートに身を沈めた
ブルジョワ的な撮影行が多かったため、ここはひとつ「原点」に帰って
青春18キップを使って鈍行と駅からは徒歩、そして食事はジャンクフード(笑)
という「原点」のスタイルで行ってきました。
地元の駅を4:30の始発に乗り、高尾、大月、甲府と乗り継いで松本に着きました。
実はリゾートビューふるさと号の指定席を持っていたのですが、南小谷からの
接続が今ひとつだったこともあり、手数料を支払ってキャンセルし、
九時過ぎの大糸線で北上しました。
ボックスシートが片側に二つのみ。私としては姫川が眺められる進行方向左側のボックス
にすわれなければ意味がないため、事実上座れる席は二席のみ・・・。
これはかなり厳しいかと思いきや、駅前には村営バスが止まっており、
「中土駅に行きますか?」と聞くと「行くよ」とのことで270円支払って
270円も投資してそこまで窓側にこだわるのか?という人もいるでしょうね。
時々小雨がパラつく中土駅前に人影はなくあてもなく歩いていると面白いものが。
恐らく谷の奥の集落まで新聞を配達できないのでしょう、駅前の美容室の壁には
このような新聞受けがありました。新聞はもちろん「信濃毎日新聞」。
しばらくすると南小谷行きが入線しました。
やっぱりキハ52じゃないとなぁ~とは思いましたが、廃止になっていないだけでもありがたい
と思わなければいけないかもしれませんね。だって中土での乗降は私1人だけ、
車内のお客さんは私を含めて6名というものでした。これではバスで十分・・・。
当たり前ですね。煉瓦作りの機関庫は北陸新幹線の工事の為解体され、DE10が1両
雨に打たれていました。東京近郊で私が眺めるDE10は更新改造車が多く、
このようなオリジナル塗装はきれいだなぁ・・・と思って一枚。
でもって富山、高岡と乗り継いで氷見線に初乗車。
やはりバスみたいな内装のキハ120よりも国鉄形のキハ47はどっしりしていて良いものですね。
反対側にはこのようなイラストが描かれていました。側面の窓の部分にもシールが張ってあり、
眺望がやや妨げられるため、私は上の方のキハに乗りました。
立ち食いそばを富山駅で午後五時前にとり、一旦ホテルにチェックインしました。
その後しばし休息してから夜の撮影に出かけたのですが、それはまた次回にご報告致します。