ここで飲んじゃダメよ!!

物事に対して疑問を持たず、上の命令を唯々諾々と受け入れる国民は
高度経済成長期には重宝されました。産業社会を支える、御上に楯突かない、
従順な羊(労働者)が求められた訳です。
 今回の選挙結果を見て、考えるいや、考えるなんて大層な事ではなく、
選ぶことすらを放棄した「愚民」の多さに、今さらながらに呆れる共に、
日本の教育の成果を見る気がしました。
 多くの識者は「日本の教育はなっておらん」と評しますが、いえいえ
素晴らしい成果ではないですか。考える事、選択する事を放棄し、誰かが
決めてくれた事に唯々諾々と従う国民を多数育成する事に成功しました。
どんな共産主義国家、独裁国家もなし得なかった「思想改造」を
資本主義国家日本は成し遂げた訳です。すばらしい(猛毒)。

 有権者の四割は自らの意思決定権を放棄した訳ですから、今後政府が
決定した事には必ず従っていただきたいものですね。

 とまぁ、民主主義とか国民主権とかについていろいろと考えさせられた
今回の選挙でありましたが、「取り戻す」等の復古調の論調ばかりで、
日本を導く行き先とその方法を論じる政党が少なかったのは、政治家や
政党の劣化を示しているということでしょう。
 私たちの社会には優秀な人材が多数いるのですが、そういった方々を政治の
世界に引き込めないシステムが大きな問題なのではないでしょうか?

 うさんくさい、と敬遠されがちな政治の世界に優秀な方を引き込むシステムの
構築が待たれます。

 さて、今日はお休みで曇りとの予報に、これなら光線状態を気にせず武蔵野線
貨物を撮れるなと思っていた所、あにはからんや、晴天とは・・・。
でもって選挙結果が私の心身に精神的なダメージを与えた為か(笑)、少々体調も
悪かったので、逍遥せず家で静養。といってもさっきまで年金生活者であふれる
スーパー銭湯に行ってたんですがね(笑)。
 
 なわけで、そろそろ年賀状の事を考えなきゃなぁ・・・と今年の写真を
見ていた所、そうそう、こんな所も行ったよねぇという写真を発見。まずはこちら。

イメージ 1

 これがなんだかわかった方は、相当な芸術通だとおもいます。これは夏休みの終わりに、
Kidsの美術観巡りの宿題につき合って行った岡本太郎美術館(生田)のものです。
 氏の作品は、わかるようなわからないような、でも見た後必ず、俺も描いてみようかな、
粘土捏ねてみようかな、と思わせる、触発性あふれるエネルギーに満ちている気がします。

 この美術館がある生田緑地には日本民家園があり、ボーイスカウトの頃よく来た事が
あるので久しぶりの訪問でした。
 美術館を見学した後は緑地の公園を散策し、子どもの頃映像で見ては知っていたけれど、
よく分からず大人になってその詳細を知った「ローム斜面崩壊実験」の慰霊碑などもあり、
(わからない方は検索を)なるほど、ここでの実験だったのか・・・と思いました。

 さて、公園には蒸気機関車が保存されていました。
イメージ 2

 運転席があるこちら側が公式側のロッドを下に下げて留置してほしかったな。というのは、
反対側、つまり非公式側の方のロッドが下に下がっていたのです。(写真ないけど)
 とまぁ、文句は言いましたが、保存状態もよく、公園管理者に敬意を払いたいところ。
で、この近くにはこんな車両が・・・。

イメージ 3
むむ、スハフ42ではないか!!しかも中に入れそうだぞ!!2000番台だから電気暖房用の
ジャンパー栓が妻面の左に着いているのがおわかりいただけますでしょうか?

イメージ 4

 完璧な室内です。これはK氏とか客車好きの連中を呼んで来て、コンビニでビールを買ってきて
「いや、今動いてないけど沼上信号所で交換待ち」と脳内で状況を変換したら楽しいだろうな!!
と思ったら壁に大きく「禁煙・禁酒」とのこと。同じ事を考えた輩がいたという事なのかも
しれませんね。