またまた四半世紀ぶりに

このブログに以前コメントをいただいた「いいてつ倶楽部」様のブログを拝見し、
無性に119系の単行列車に会いたくなり、名古屋に行く途中に飯田線に寄ってみました。

自宅を朝の三時過ぎに出で、途中のPAでちょっと仮眠をしても天竜峡には
午前7時過ぎには到着。そうそう、ここで生まれて初めてクモハユニを見たんだよなぁ、
合の子もここで撮ったよねぇ。ということで天竜峡はその時以来、
これまたおよそ四半世紀以来。

当初は伊那八幡の駅の雰囲気が良さそうでしたし、当日は曇り・雨との予報でしたので、
駅での撮影かな?と思っていましたが、雲は厚くたれ込めていたものの雨は降らず、
また、車という機動性を持っていたため、ここはいっちょう秘境区間に行ってみるか?
と相成りました。といっても予め下調べをした訳ではなかったので、カーナビに
アプローチしやすそうな駅をセットし、行ったのは唐笠駅

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曇っていたので水墨画の世界のようでした。鳥の声以外何も音のしないところに電車の
ジョイント音が響き、単行の電車が到着。車掌のドア閉め合図の笛が聞こえ、発車しました。
いいですねぇ。ここ。このあと他の駅に移動しようとしましたが、勘を信じて怪しい
道に入ったら、間違い・・・というわけで次の列車もこの唐笠駅で撮ることにしました。

この区間は1980年の夏にクモハ54でたった一回通っただけです。ご覧の通り
人家はあまりありません。今「秘境駅」としても有名になっています。
そんなことからこの付近にはあまり人家がないと今まで思っていました。
(地理屋として深く反省・・・)
ところがこの谷底から坂を上ると比較的平坦な土地があり、そこには人家が多数!!
ただ、鉄道を敷くには起伏がありすぎるので、飯田線はきっとそこに比べれば敷設しやすい、
この谷底を通るようにしたのですね。といってもここも大変な難工事でしたけど・・・。

唐笠駅、今日は小学生のたくさんのお客さんでにぎわっています。

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さて次はどこに行こうか? ん? じゃああそこか? 行っちゃう?
ということで行ってきました。為栗~平岡。

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中学3年の卒業式後に来て以来です。あの時は信州ワイド周遊券を使って辰野の待合室で
寝て、始発で移動。多分朝食は食べていなかったでしょうね。それでよく為栗からここまで
歩いたなぁ・・・昔の私は偉い!!このときは撮影後平岡駅近くの食堂で目玉焼き定食と
もう一品何かを食べたのを覚えています。

この後中井侍まで行こうとしましたが、狭い道での度重なるダンプとのすれ違いに嫌気がさし、
伊那小沢へ。いい雰囲気の駅でした。

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そして再び平岡の区間に戻り、今度は別のアングルから撮影しましたが露出オーバー・・・。
補正しましたが、厳しいですね。紅葉の時期にリベンジできれば・・・休めるかなぁ・・・。

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この後は薗原インターから名古屋入りしました。車でのきまま旅も良いものですね。
119系、かつては旧型国電を追放する「敵役」でしたが、どうも最近
EF15を駆逐したEF64やPFを追いかけるなど、すっかり「転向」してしまっていますが、
VVVF全盛のこの時代、抵抗制御、コイルバネの119系は今の若者から見れば
「旧型国電」なのかもしれませんね。