不確実な見通しの中で

私にとってこの事態は生まれて初めて自分の生存、地域社会での生活の継続を
脅かされる事態で、曲がりなりにも先進国として発展を続けて来た私たちの国が、
これほど大きな危機に陥ったというのも、私の人生にとって初めてなのです。

しかしどうもこの危機感、あまり共有できていない気もします。
(そっかぁ、思考停止しているんだから仕方ないんだなって今思いました)
でも私はヤバいな~っていう私のセンサーに従って生きていくしかないのかな。
今までの楽な時代は終わっちゃったんだなって、少し寂しくも思うのです。

http://twitter.com/#!/usa_hakase
放射線を正しく恐れる」ってのは所詮無理だな。防災とまったく同じで、
正解がない。各自が情報を集め、知恵を絞って、その時々で最善と思う判断を
下すしかない。その際、行政への過度の依存が最も危険。

行政への過度の依存・・・いい言葉です。
そしてこちらのサイトも素晴らしい。
日本人の思考停止状態を端的に表現している。私も同感です。

思考停止的な人材を作って来たのは教育ですよね。
でも今まで原発は安全です、と洗脳して来た教育業界は反省していない
のですから、これからも思考停止人間を育成していくのでしょう。
でもそれじゃあ周辺諸国との競争には勝てないと思いますが・・・。

食の安全というものを突き詰めて考えると、
日本人の「丸投げ気質」という壁に突き当たる。
日本の消費者は、リスク管理を丸投げしておいて、うまくいかないと文句を言うが、
そもそも、丸投げした時点で上手くいくはずがないのである。
日本の社会は、専門家への丸投げ&思考停止によって運営されている。
これは、専門家にとっても、消費者にとって、楽な選択だ。
専門家は、合意形成などせずに独善的に基準を決められる。
そして、消費者の方も、専門家に決めてもらえれば、自分は考える必要がない。
お互いに楽をしてきた代償として、消費者は思考停止した情報弱者になり、
専門家は消費者よりも生産者のために働くようになる。

ところで牛伏寺断層は動いたらM8っていうじゃないですか。
これは動いてほしくないですね。
また、これまた動いてほしくないんですが、立川が動いたらどうなりますかね?
その場合「東京が被災」と報じられるでしょうから、いよいよ円売りですかね?
経済誌では「最後の円高」と公然といわれるようになって来ています。

金利の上昇は全国均一に被害をもたらします。
こっちも放射能に匹敵するくらい怖いことですね。